日本 POPs(残留性有機汚染物質)ネットワーク
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日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2006年9月〜12月
 
 
2006年(平成18年)
12月29日(金)  
12/29 北興化学工業<4992> 農薬にポジティブリスト制が影響、埋設農薬無害化処理で大幅特損  (東洋経済新聞)
 POPs条約に基づき、埋設農薬の無害化処理を実施するための事業費総額10億2000万円(2006年度から5年分)を一括引当金に計上し、特別損失として処理するそうです。
 自社で昭和47〜48年にかけて埋設処理していた農薬の処理を国の「埋設農薬最終処理事業」を活用して処理するようです。

12月27日(水)  
日本車両製造社長「社員を処分」 半田市からPCB施設停止命令 (朝日新聞)
不安や危惧ぬぐえぬ PCB事故で 半田市議会 陳謝にも厳しい意見 (中日新聞)

 
  ・日本車輌
  ・半田市PCB処理監視委員会

12月26日(火)  
足立区土地開発公社/低入札調査の土壌汚染対策工事/清水JVに (日刊建設工業新聞)
 足立区土地開発公社は25日、PCB等による汚染土壌対策工事の落札者を清水建設・竹内工務店・太和工業JVに決めたと公表しました。契約額は、約4億円。新交通"日暮里・舎人線"の整備に関連する用地約3,666m3が対象。工期は08年3月末

多目的遊水地土壌処理対策について (京浜河川事務所)
 鶴見川PCB汚染対策について、無害化実証試験の評価を行った確認実験評価委員会の資料が公表されました。

[環境ルネサンス]人体にみる汚染(上)有害物質、母から子供に(連載) (読売新聞)
 母乳のPCBと乳歯の鉛の話。PCBについては、近畿大名誉教授(法医学)の吉村昌雄先生のコメントがあります。

11月25日(土)  
<動きだすPCB処理>カネミ油症被害者支援団体事務局長 藤原寿和さんの講演から*安全確保へ住民が監視を (北海道新聞)

ダイオキシン『土壌、掘削除去を』北区 (東京新聞)
 豊島ダイオキシン類問題で、都が作成した汚染対策計画案に関する公聴会が22日開催されました。東京都は住民や区の意見を受け環境省とも協議して年内に計画を作り、来年2月に着工、再来年3月までに対策を完了させたい意向とのことです。

 
  ・北区豊島五丁目地域ダイオキシン類土壌汚染対策計画(案)
  ・豊島五丁目団地及び近隣の土壌汚染について(東京都北区)

11月22日(水)  
<動きだすPCB処理>道外分 鉄道と船で運搬*市内で広域協議会*実務要領案示す (北海道新聞)
 17日に開催された広域協議会にて、道独自の「PCB廃棄物収集運搬実務要領」(案)とJESCOの受入基準(案)に関する議論が為されました。
 鉄道と船舶の利用や冬型交通事故対策など北海道事業ならではの課題が議論されました。

11月17日(金)  
変電設備油漏れ対応工事を終了 JT熊本工場跡地 (熊本日日新聞)
 JTは、熊本工場跡地のPCB汚染土壌対策(掘削除去)が終了したと発表。6月の事故の続報。

 
  ・汚染発覚時のJのプレスリリース

チッソ 経常利益が過去最高 9月中間決算 液晶材料など好調 (熊本日日新聞)
 特別損失として、水俣湾埋め立てや水俣港のダイオキシン除去対策に伴う公害防止事業費負担金が四億六千六百万円を計上しています。

11月16日(木)  
三井造船など、大阪にPCB処理施設を完成 (化学工業日報)
 施設が完成し、JESCOに引き渡されました。

11月15日(水)  
PCBが検出、土壌を撤去へ 新発田の市有地 /新潟県(新潟日報)  (新潟日報)
 新発田市は14日、同市下小中山の市有地からPCBが検出されたと発表しました。現場は、過去に建設廃材置き場であったそうです。2次調査後に周辺土壌の撤去作業を進めるそうです。

米フォード財団 枯葉剤被害に220万ドル (Lao Dong)
 フォード財団は9日、ベトナム戦争時に米軍が使用した枯葉剤によるダイオキシン類の被害を克服するために220万ドルを投じると発表したそうです。
  ダイオキシン類の高濃度汚染地域の調査、対策技術の実証、被害者への医療サービスの提供等を行っていくそうです。

11月13日(月)  
基準超す農薬 6.6%から検出*道内カボチャ自主検査 (北海道新聞)
 カボチャ主産地である道内66農協が自主検査を実施した結果、サンプル全体の6.6%から基準値を超えるヘプタクロルが検出されたそうです。今後、土壌改良や検査の強化を行っていくそうです。

  
 ・北海道ヘプタクロル残留等対策について

使用薬剤から高濃度ダイオキシン 尼崎の埋め立て処分場 (朝日新聞)
 大阪湾広域臨海環境整備センターは13日、兵庫県尼崎沖の処分場の排水処理施設で使われたラサ工業(株)が製造した凝集剤から43万pgTEQ/Lのダイオキシン類が検出されたと発表しました。
 放流水から8.9pgTEQ/L(排水基準は10pgTEQ/L)のダイオキシン類が検出されたため、原因を調査した結果、凝集剤である塩化第二鉄溶液から高濃度のダイオキシン類が検出されたそうです。同様の異常が大阪府泉大津沖の処分場でも確認されたため、環境省はこの凝集剤のメーカーに対して回収と販売先への注意換気を求めたそうです。

11月10日(金)  
PCB廃棄物処理に関する説明会の開催について (JESCCO)
 12/15と12/18に北海道事業の説明会が開催されます。

「カネミ」被害孫まで?へその緒に高濃度ダイオキシン (読売新聞)
 カネミ油症事件の女性被害者の孫のへその緒に、ダイオキシン類が通常より高濃度で含まれていると、摂南大学の宮田秀明先生が今日開かれた環境ホルモン学会で発表されたそうです。

11月9日(木)  
カネミ仮払金 現行法で救済拡大 返還問題で農水省方針 延期299人の過半数 (西日本新聞)
 現在、議員立法により債務免除が検討されていますが、それとは別に農水省も独自で対策を検討しているそうです。

東京都/北区豊島5丁目土壌汚染安全対策計画案/2億円投入し封じ込め、来年2月着手 (日刊建設工業新聞)
 東京都は、安全対策計画案を作成したそうです。計画では、北区が事業者となり、約2億円を投入して汚染地を土砂で覆う工事などを来年2月以降に実施するそうです。

 
 ・北区豊島五丁目地域ダイオキシン類土壌汚染対策計画(案)
 ・豊島五丁目団地及び近隣の土壌汚染について(東京都北区)

土中に高濃度ダイオキシン 岐阜・善商の投棄現場 (中日新聞)
 岐阜市椿洞の産廃不法投棄現場で、地中のガスから基準値の15万倍のダイオキシン類が検出されたそうです。

 
 ・岐阜県産業廃棄物処理施設整備検討委員会

11月7日(火)  
<特報2006>PCB処理 安全対策は*円卓会議が先行地北九州市視察*施設訪問*管理に細心の注 (北海道新聞)
意見交換会に関するルポです。

11月6日(月)  
北区豊島五丁目地域ダイオキシン類土壌汚染対策計画(案)に対する公聴会の開催と公述人の募集について (東京都)
 東京都環境局は、DXNs対策特別措置法に基づき、東京都北区豊島五丁目地域ダイオキシン類土壌汚染対策計画(案)を作成しました。さらに住民の意見を聞くために公述人を募集し、公聴会を開催するそうです。
 公聴会は、11月22日(水)18:30〜21:00に北区立としま若葉小学校体育館で開催されます。本公聴会にて、公述人の方が対策計画(案)に対する意見を述べるそうです。
 これにあわせて、11月16日(木)まで公述人の募集を行っています。

11月5日(日)  
(焦点06知りたい)健康不安、子・孫にも カネミ油症、発生から38年 (朝日新聞)
  婦人科系の病気の問題について。救済のための特措法も検討されていますが、「産む権利」の侵害といった病気の症状以外の面も考慮して欲しいと思います。


11月1日(水)  
<動きだすPCB処理>先行地・北九州市と情報・意見交換*円卓メンバー (北海道新聞)
 "北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議"と"北九州市PCB処理監視委員会"のメンバーが、住民監視の必要性や事業の課題などについて意見交換をしたそうです。

能勢町のダイオキシン問題:6日以降に処理開始へ−豊能郡環境施設組合/大阪 (毎日新聞)
 豊能郡環境施設組合は31日、ダイオキシン類汚染物の無害化処理を三重県板市内の産廃処理業者で開始すると発表しました。

 

  ・豊能郡環境施設組合

10月28日(土)  
宇部港のダイオキシン問題 汚染原因はPCB製品=山口 (読売新聞)
 山口県宇部港の底質から基準を超えるダイオキシン類を検出した問題で、県はPCB製品が原因であると明らかにしました。受入処分場が見つからず、対策の目処が立っていません。

10月27日(金)  
平成17年度農畜水産物に係るダイオキシン類の実態調査の結果について (農林水産省)
 魚介類、畜産物及び農作物について平成17年度のダイオキシン類実態調査の結果が公表されました。平成16年度までの調査と同程度とのことです。

水俣港のダイオキシン類土砂:除去問題 説明会で質問相次ぐ 再度開催へ/熊本 (熊本日日新聞)
 熊本県と水俣市は、汚染土砂の最終処分場となっている地区周辺で地元説明会を開催しました。

10月26日(木)  
室蘭環境プラント*求人 一般枠は20-30人*技術力が壁*雇用の大半 経験者 (北海道新聞)
 室蘭職安などを通じて一般から採用する求人数が、20-30人程度にとどまるそうです。残りは専門性が高いため、新日本製鉄や日本製鋼所などからの転籍や出向、派遣で賄う方針とのことです。しかし、新日鉄等の欠員補充を考慮すれば、全体で100人近い雇用創出効果が見込まれると市では期待しています。
 といっても10年の期限付き。出向者などは戻ればいいですけどね・・・
JESCOでの勤務経験が、安全教育や専門教育がしっかりしていると"はく"になれば、10年後は引く手あまたなんでしょうけどね。

10月25日(水)  
撤去もれの照明器具破裂 PCBで児童20人被害 守口の小学校 (産経新聞)
 大阪府守口市の小学校の校舎でPCB使用照明器具が破裂し、児童20人が気分が悪くなるなどの被害を受けたそうです。守口市委員会は、昭和63年間ら2年間でPCB使用蛍光灯を全て撤去したと報告していましたが、調査が十分ではなかったようです。

10月24日(火)  
<発信2006 迫るPCB処理 室蘭稼働まであと1年> (北海道新聞)
北海道新聞のシリーズ企画、10/24〜
1.*揺らぐ「絶対安全」*「ないはずの事故」次々
2.*先送りのツケ*「負の遺産」列島大移動
3.*見えぬ経済効果*「10年限定」先行き不安
4.*未来への情報公開*安全性の監視 市民も


12日開業のJESCO大阪事業所*情報公開を重視*市民理解の必要性強調 (北海道新聞)
 大阪市環境事業局の大戸新治局長によれば、「舞洲でPCBを処理することを知っている市民は、一割にも満たないのでは」とのことです。
 であれば、福井県のPCB廃棄物は遠路北海道まで、岡山県のそれははるばる北九州まで運んで処理するということは、あまり知られていないんでしょうね・・・

10月21日(土)  
カボチャ農家40戸 畑の土、検査会社へ*残留農薬問題 (北海道新聞)
 函館市亀田農協は、カボチャ栽培農家約40戸の畑土壌の調査を行います。調査は茨城県の検査会社が行ったようです。結果は今月末頃に判明する予定とのこと。 

10月19日(木)  
<動きだすPCB処理>運転管理のプラントサービス*従業員は111人に (北海道新聞)
 施設の運転管理を行う室蘭環境プラントサービスの従業員数が111人となることが分かりました。
同社はJESCO北海道の運転管理業務を2008年3月を請け負っています。現在、処理施設の運転管理上の事故が相次いでおり、従業員教育が重要視されてきていますが、契約上は2008年3月までで、それ以降は再度入札を行い、落札しないと業務が継続できません。どうにかならないものでしょうか?

東京PCB廃棄物処理施設の運転再開について (JESCO)
 PCB含有廃液の漏洩と排気ガス漏洩で停止していたJESCO東京PCB廃棄物処理施設が、23日(月)から運転を再開しました。約7ヶ月ぶりの運転再開。これで北海道以外の4施設が稼動していることになりますが、豊田と東京はフル操業にはまだ時間がかかります。

母乳のダイオキシン濃度、90年代調査に比べ半減 (読売新聞)
 北海道大学と福岡県保健環境研究所などの調査によれば、2004年に出産した女性の母乳中のダイオキシン類濃度が、1990年代の調査と比べ、ほぼ半減していることが明らかになったとのことです。愛知県で開催された日本食品衛生学会で報告されます。

<DDT>解禁しても大丈夫?WHOが対マラリアで散布勧告 (毎日新聞)
 DDTの影響として、国環研・曽根主任研究員の、マラリアの危険性として、国環研・小野室長のコメントなどがあります。なお、本勧告に対して、「今回のWHOの声明に絡み、国内でDDTの規制を緩和する動きは出ていない」ということです。

10月18日(水)  
中国:「POPs条約履行に10年で340億元必要」 (日経新聞)
 中国の国家環境保護総局POPs条約履行弁公室は9月27日、POPs条約融資メカニズム国際フォーラムにおいて、中国が同条約を履行するために必要な資金が10年間で340億元に達する見通しであることを明らかにしたそうです。
 資金は、GEF(地球環境ファシリティ)と中国政府、関係企業が負担していくそうです。

受注30%増の1万812件――05年度土壌汚染調査・対策事業 (環境goo)
 昨年度の土壌調査・対策の実態調査結果です。
 自主調査・対策としてダイオキシン類は前年と同程度か微増。PCBは土対法上第3種特定有害物質として農薬と同じ分類になっているので詳細は不明ですが、自主調査・対策として前年度より増加しています(調査は倍増)。

  
  ・土壌環境センター報告書

 

10月17日(火)  
北九州PCB廃棄物処理施設二次洗浄室の天井材一部落下について (JESCO)
 10月3日に起きた事案の報告書です。

10月15日(日)  
北区のダイオキシン問題:住民健康調査、体内蓄積なし /東京 (毎日新聞)
 同区は住民の健康調査結果(血液検査)を公表し、「体内に高濃度のダイオキシンの蓄積はない」と発表した。11月中旬に説明会を開催する予定。
 「蓄積はない」とのことですが、もちろん汚染サイトに由来する「蓄積」がないとはいっても、日本人に平均するダイオキシン汚染の傾向は、調査結果にも反映されていました。

 
 豊島五丁目団地及び近隣の土壌汚染について(東京都北区)
 ・東京都北区豊島地区ダイオキシン類汚染現場写真集(2/25撮影)
   緊急対策として植栽盛土を行っている様子やブルーシートで覆われた汚染現場の写真です。

10月13日(金)  
<動き出すPCB処理>JESCO*大阪事業所が開業*室蘭に先立ち*「処理、安全確実に」 (北海道新聞)

北陸電力、PCB柱上変圧器の容器処理を08年開始−今月末にも処理施設に着工 (電気新聞)
 北陸電力は富山市内の富山火力発電所構内に柱上トランス処理施設の建設に着手する。再来年に稼働し、約22万台分の柱上トランスを2016年3月までに処理を行うそうです。

10月11日(水)  
残留農薬:カボチャに亡霊農薬、自主回収 30年前禁止の殺虫剤、規制強化で検出 (毎日新聞)
 今後、全国で同様の問題が発覚する恐れが指摘されています。

10月10日(火)  
コートジボアールへの有害廃棄物の不法輸送・投棄事件 EUのディマス環境委員が調査に乗り出す (EICネット)
 8月中旬にコートジボアールで発生した有害廃棄物の不法輸送及び投棄による死亡・傷害事件についてEUが調査に乗り出しました。

10月8日(日)  
残留農薬:広がる波紋 30年前製造禁止なのに基準超す−−函館で生産のカボチャ (毎日新聞)
 道では40戸の土壌を測定するそうですが、結果が出るまで数ヶ月かかるとあります。

10月7日(土)  
変圧器に穴あき、有害物質漏れる 仙台・太白区 /宮城県 (朝日新聞)
 宮城県仙台市 10L 18ppm

10月6日(金)  
大阪ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業の開始について (JESCO)
 10/6に稼働しました。施設見学は、情報公開ルームが10/16(月)から、見学者通路は10/17(火)からオープンします。

 
 ・ 「施設見学・アクセス

 ○情報公開ルーム(西棟1F):自由見学
  ・開館曜日:月〜金曜日(祝日、年末・年始を除く)
  ・時  間:午前10時00分〜午後4時00分
  ※事前予約の不要。受付にて来訪者簿に記入。

 ○見学者通路(西棟1F,2F,4F及び東棟1F,2F見学者通路等):事前予約が必要です
  ・曜  日:火、木曜日(祝日、年末・年始を除く)
  ・時  間:午前10時00分〜午前12時00分
  ・時  間:午後2時00分〜午後4時00分

※予約方法
 事前に大阪事業所総務課までTELしてください。
 (申込受付時間は、午前10時〜午後4時です(土・日曜、祝日、年末年始除く)
 申込後、申込書(PDFWord)をFAXまたは郵送してください。この際、TEL申込時に教えてもらう"申込番号"を記入してください。
 係員が同行して説明するため、予約が必要です。
 なお、見学の際、西棟と東棟の間にある道路を横断しますので(横断歩道があります)、係員の指示に従い、事故のないように横断してください。

 なお、JESCO大阪に隣接して、大阪市の下水汚泥処理施設と焼却工場がありますので、そちらの見学も希望されると、環境学習のいい機会になると思います。是非とも小中学校の社会科見学の一環として、活用して欲しいと思います。

見学の申込(事前申込が必要です)
舞洲スラッジセンター
舞洲工場

上記2施設とも、特徴的な外観をしていますので、環境学習だけでなく、建築やデザインに興味のある人にもお楽しみいただけると思います。


PCB廃油捨てた疑いで2人逮捕 風呂谷川に流入か /和歌山県 (朝日新聞)
 続報。敷地内の建物から変圧器8台を持ち出す際、変圧器に入っていたPCBを含む廃油を捨てた疑い。部品を売る目的で跡地から盗んだ疑いがあるとみて、窃盗容疑でも捜査している。
 前回のニュースでも安定器の盗難が報告されています。

10月4日(水)  
<PCBと向き合う>下*産総研化学物質リスクセンター長 中西準子さんに聞く*リスクは*絶対安全あり得ぬ*事故への備え必要 (北海道新聞)
豊島団地ダイオキシン問題 「北区が覆土」で合意 (産経新聞)
 東京都北区の豊島五丁目団地のダイオキシン類汚染土壌問題で、東京都と区が協議した結果、区が実施主体となって覆土対策を行うことで合意した。
 1年以上もブルーシートで覆うという暫定処理は解消されますが、覆土では不十分だとする住民側との調整や、前土地所有者である日産化学工業(農薬製造工場跡地。汚染原因と考えられている)との費用負担に関する調整など課題が山積しています。

10月3日(火)  
北九州PCB廃棄物処理施設の天井材一部落下について (JESCO)
 JESCO北九州PCB廃棄物処理施設で9月30日、電気系統の点検時に2次洗浄室の天井材の一部が落下しているのが発見されました。本件による施設内及び周辺環境へのPCBの漏洩はありません。
 電気系統点検時に一時的に給気量が低下したことで、予想以上の負圧が発生したことなどが原因と推察されていますが、詳細については調査中との事です。

10月2日(月)  
室蘭・PCB処理施設運転 日鋼出資企業が落札 12億8000万円 (北海道新聞)
 JESCO北海道処理施設の運転管理は、日本製鋼所などが出資する室蘭環境プラントサービスが行うことになりました。

電柱変圧器から絶縁油漏れる 秋田市雄和、「環境への影響なし」 (秋田魁新報)
 秋田県秋田市、9L、40ppm

9月29日(火)  
PCB含む廃液漏れ 江東の政府出資処理施設 (中日新聞)
 都廃棄物対策部は、都議会環境・建設委員会において、JESCOに安全管理の徹底を指導したと報告。

9月26日(火)  
平成17年度食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等の調査結果について (厚生労働省)
 1.20±0.66pg-TEQ/kgbw/日

回収カボチャ、焼却処分開始 函館・残留農薬問題 /北海道 (北海道新聞)
 回収カボチャ200tの処分開始。10月中旬までかかるそうです。

農水も支援チーム設置 (日本農業新聞)
 農水省も技術対策支援チームを設置。農薬適正使用指導強化協議会の小委員会として発足しました。メンバーは農水省やJA全中、JA全農、農薬工業会など。
 本事案の検査機関はホクレン食品検査分析センターが実施、検査員を補充するなど検査体制を強めている。

 
 

 北海道ヘプタクロル残留等対策について

9月24日(日)  
カネミ油症:被害者「立法で救済を」 医療費全額負担など求める−−東京集会 (毎日新聞)
 東京都内で「カネミ油症被害者東京集会」が開催されました。

来春営農、どうすれば」 解明にはなお時間 函館・カボチャの残留農薬問題/北海道 (日本農業新聞)
 来春の作付け用の種や農薬、肥料の予約時期が迫り、組合員にも心配の声が広がっているそうです。

9月23日(土)  
使い道ないのに…、ポリ塩化ビフェニール廃棄物盗まれる/登米市の保管施設 (河北新報)
 宮城県登米市の保管施設から安定器1台が盗まれる。
 保管庫の鍵が壊れていることを職員が見つけ保管台数を確認したところ、1台足りなかった。被害届を出したそうです。

9月22日(金)  
環境省、PCB汚染土壌対策ガイドライン策定へ (化学工業日報)
 来年度概算要求の項目。

 
  ・PCB汚染土壌対策ガイドライン策定調査(環境省)    

9月21日(木)  
江の川支流に変圧器流出か 北広島 (中国新聞)
 台風13号の影響により保管庫から数十台が流出。いずれも1972年以降に製造されたトランスでPCBの有無は不明。
 含まれているとすれば微量PCBです。国土交通省や広島県、北広島町は、流域の水質調査を実施しています。

ヘプタクロル残留問題 過去の使用実態調査/農水省 (北海道新聞)
 農水省は、北海道での過去のヘプタクロル使用実態を調査しているとのこと。

9月20日(水)  
国出資のPCB廃棄物処理施設に無許可廃液タンク (読売新聞)
 今年の3月にJESCO東京PCB廃棄物処理施設で発生したPCB廃液漏洩事件の続報。ですが新しい情報は何もありません。以前お知らせしたとおりの内容。

9月16日(土)  
四街道市:市有地からフッ素やダイオキシン検出、市が汚染調査へ/千葉 (毎日新聞)
 千葉県四街道市の市有地の土壌や地下水からフッ素やダイオキシンが検出されました。今後市が詳細調査を行うようです。市有地の一部は71年頃までゴミの埋立場だったとのことです。

殺虫剤DDT、マラリア予防で復権求める・WHO (日経新聞)
 WHOは15日、ワシントンで記者会見を開き、「マラリア制圧のため、DDTの屋内噴霧を進めるべきだ」と発表した。

 WHOニュースリリース(9/15):
  ・WHO gives indoor use of DDT a clean bill of health for controlling malaria

9月15日(金)  
御前崎の絶縁油漏れ、PCB検出されず−中電発表 (静岡新聞)
 8/26静岡県御前崎市内の柱上変圧器から絶縁油が漏洩した件、PCB不検出

9月14日(木)  
基地土壌汚染に危機感 返還跡地に「前歴」 米、事前調査を拒否沖縄 (西日本新聞)
 返還される沖縄米軍基地の土壌汚染問題に関するレポート。

 参考:韓国の尹国防部長官は7/25に「汚染回復なく米軍基地の返還はない」と発言しています。日本政府はどの様に対応するのでしょうか。


9月10日(日)  
神戸・兵庫区のダイオキシン問題:神戸市、検討委初会合 対策方針を確認/兵庫 (毎日新聞)
 神戸市兵庫区の遠矢浜北側の海底から環境基準値を上回るダイオキシン類が検出(環境基準の5.5倍)された問題。神戸市は9日、対策検討委員会の第1回会合を開きました。9月下旬までに緊急調査10月〜11月中旬までに詳細調査を行い、汚染エリアや汚染土量などを確定し、来年2月を目処に発生源の特定を行う予定にしているそうです。

 参考Link:神戸市開催通知

9月9日(土)  
PCB処理:09年ごろ、北海道・室蘭で 処理実施計画、県が策定へ/山梨 (毎日新聞)

カネミ油症救済を 13日五島で市民集会 (長崎新聞)
カネミ油症:新認定患者、直接交渉へ 見舞金求め要望書−−原因のPCB製造カネカと (毎日新聞)

9月8日(金)  
35年前に地中に埋めた農薬漏れ出す (テレビュー福島)
JA佐原市香取の施設地中で保管農薬漏れる(9/9) (読売新聞)
埋設処理の農薬漏れる JA佐原市敷地内から 香取市(9/9) (千葉日報)
 千葉県香取市で、35年前に埋設処分していたDDTなどPOPs系農薬が漏洩していることが千葉県の調査で分かりました。
 JA佐原市が国の指導を受けて約6トンを埋設処理していましたが、千葉県が調査したところ、農薬が約10L漏れ出していたことが判明したそうです。
 場所は、千葉県香取市にあるJA佐原市の集出荷場。DDTやディルドリンなどのPOPs系農薬約6トンを高さ1.7mのコンクリート製容器に密閉し、容器の一部が一部が地上に出る形で、1972年に同JAが埋設処理していたそうです。
 来年度に千葉県が無害化処理を行うため、6日に周囲を掘削して土壌調査際、容器の底辺部で黒く変色している土壌が見つかり、漏洩が発覚したそうです。
 県などは9日に住民説明会を開くとともに、半径200m以内の16戸に対し、井戸水を飲まないよう要請するとともに、給水車による給水をはじめたそうです。

9月6日(水)  
カボチャ残留農薬 他の2戸も基準超える 函館亀田農協、広範囲に分布か (北海道新聞)
残留農薬:カボチャ、160トン焼却へ 基準値超える農薬検出−−函館 (毎日新聞)
カボチャ残留農薬 生産農家の土壌調査 函館市亀田農協 所属40戸対象に(9/12) (北海道新聞)
1.経過
  長岡保健所(新潟県長岡市)が8月21日に函館市亀田農業協同組合のカボチャの残留農薬を分析した結果、食品衛生法違反となる残留基準値(0.03ppm)を超えるヘプタクロル(0.07ppm)が検出されました。
  本件は、ボジティブリスト制度施行後、国産農作物では3例目の違反事例となります。同制度施行以前は、カボチャにはヘプタクロルの残留基準値が存在せず、検査も行われていませんでした。

2.出荷停止及び回収状況

 出荷団体である農協では、カボチャの出荷を一時停止するとともに、当該生産者が出荷したカボチャの在庫品を焼却処分しました。
 →農協が七日までに行った自主検査により、今回のカボチャを出荷した農家一戸の他、
  周辺の二戸の農家のカボチャも基準値を超えていたことが確認されています。それら
  のカボチャについても焼却処分されています。また周辺農家40戸も出荷を自粛してい
  ます。

3.原因究明
 現地聞き取り調査の結果、1975年の農薬登録失効以降ヘプタクロルの使用は認められませんでした。そのため、農薬登録失効前に使用したものが土壌中に残留し、カボチャが吸収した可能性が高いものと考えられています。

4.再発防止対策
  原因究明と再発防止対策のため、今回道に対策チームが設置されました。

 参考Link:

  ・北海道(9/8)北海道ヘプタクロル残留等対策について

 

9月6日(水)  
大阪PCB廃棄物処理施設の業の許可について (JESCO)
 8/31に大阪事業の廃棄物処理施設の業の許可がおりました。

変圧器の絶縁油漏れ事故 PCB検出されず−中電静岡支店 (中日新聞)
 8/25静岡県静岡市内の柱上変圧器から絶縁油が漏洩した件、PCB不検出

9月2日(土)  
電柱上変圧器から油漏れ 盛岡 (岩手新聞)
 岩手県盛岡市 17L 33ppm。さびが原因。

9月1日(金)  
道外15県から視察 (北海道新聞)
 15県の担当者が施設を視察。


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