日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2023年11月
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2023年(令和5年)11月


11/21 欧州、環状シロキサン規制議論 POPs条約対象に (化学工業日報)
 シリコーン樹脂製造に不可欠な中間原料である環状シロキサンの一部を、残留性有機汚染物質規制に関する国際条約である「POPs条約」の対象にする議論が欧州で立ち上がり、市場関係者に動揺が広がっている。

11/21 第15回東アジアPOPsモニタリングワークショップを開催 (EICネット)
 環境省は、第15回東アジアPOPsモニタリングワークショップの開催を発表した。 このワークショップは、残留性有機汚染物質(POPs)に関するストックホルム条約を背景に、東アジア地域における国際協力によるモニタリング体制の構築及び、POPs条約の有効性評価に資するための継続的なデータ収集の円滑な実施を目的とし、平成14年度から開催しているもの。
 環境省 報道発表資料(11/21)

11/27 半導体やEVなどで使用の「PFAS」、毒性への懸念高まる…欧州は規制強化へ (読売新聞)
 有機フッ素化合物「PFAS」の中で、毒性が問題視されている「PFOS」などが各地の河川や井戸水から検出され、自治体が調査や対応に追われている。PFASは半導体や電気自動車(EV)など、幅広い製品の素材として使われているが、欧州などで規制を強化する動きもある。素材メーカーは代替物質の開発を進めており、新たな商機となる可能性もある。

11/28 PFASの一種「PFHxS」を製造使用禁止へ 法律施行令の改正で対応 (環境展望台)
 環境省は、健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物(総称:PFAS)について、新たに「ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)」を製造や使用を原則禁止する物質に追加すると発表した。残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約第10回締約国会合において、新たな廃絶対象物質が決定されたことを踏まえ、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の第一種特定化学物質に追加指定する等について、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律施行令の改正を行うもの。
 環境省 報道発表資料(11/28)

11/28 有害性指摘のPFAS 規制対象の物質 新たに1つ追加を閣議決定 (NHK NEWS WEB)
11/28 有機フッ素化合物の1種を禁止 条約規制受け新たに、政府 (東京新聞)
11/28 PFASの一種「PFHxS」を製造使用禁止へ 6月から輸入できず (朝日新聞)
11/28 政府、有機フッ素化合物の1種を原則禁止 条約規制受け (毎日新聞)

【有機フッ素化合物問題:東京都】
11/7 東京都 「PFAS」の基本情報や水質検査などHPで公表 (NHK NEWS WEB)
11/7 PFAS 情報はどこで? 暫定目標値 水質検査 東京都がホームページで公表 (NHK首都圏ナビ)
 PFASへの関心の高まりを受け東京都は、基本的な情報や水質検査など関連する情報をホームページにまとめ公開を始めました。都の担当者は「少しでも不安を解消しようと情報をまとめたので活用してほしい」としています。
 東京都環境局:有機フッ素化合物に関する東京都の取組

11/14 米軍横田基地で1月にも高濃度PFAS漏出事故があったと判明 泡消火剤に汚染された水760リットルが… (東京新聞)
 PFASを含む泡消火剤約760リットルが今年1月、米軍横田基地で漏出していたことが、政府関係者などへの取材で分かった。この消火剤はPFASの国際的な規制を受け米軍が導入を進めてきた代替品だったが、PFASの一種であるPFOSとPFOAが高濃度で検出された。

11/22 横田飛行場内における泡消火薬剤漏出への対応について(要請) (東京都)

【有機フッ素化合物問題:神奈川県】
11/11 座間の有機フッ素問題 重点調査結果を議論 24年度は2地点で継続へ (神奈川新聞)
 座間市地下水採取審査委員会が10日、オンラインで開催され、国の暫定目標値を超過したPFOSとPFOAが検出された鳩川・平和橋周辺に流入する排水路沿いで行った重点調査の結果などについて議論した。
 令和5年度第2回座間市地下水採取審査委員会会議録(11/10)[PDF] 

11/28 川崎の井戸から指針値の3倍超のPFAS 個人所有で飲用に使用せず (朝日新聞)
 川崎市は27日、PFASについて、市内6カ所の地下水(井戸)の調査結果を発表した。うち高津区北見方の井戸1カ所で、国の暫定指針値(合計で1リットルあたり50ナノグラム)を超えた。
 川崎市 報道発表資料(11/27)[PDF] 

11/30 横須賀基地のPFOS流出 浄化フィルターは稼働? 市「米から報告ない」 (神奈川新聞)
 米海軍横須賀基地の排水処理場からPFOSとPFOAが海に流出した問題を巡り、横須賀市議会12月定例会で30日、排水を浄化するため設置されたフィルターの稼働に関する質疑があった。

【有機フッ素化合物問題:静岡県】
11/1 発がん性が疑われる化学物質PFOAが工場周辺の水路で指針値の5倍超 「体重10kg減少 胃にポリープも」元従業員 (FNNプライムオンライン)

11/1 静岡市 水路水質検査で「PFOA」 国の目標値5.4倍検出 (NHK NEWS WEB)
 静岡市清水区の化学工場で有機フッ素化合物の「PFAS」のうち有害性が指摘されている物質が10年前まで使われていたことを受けて、静岡市が10月、工場付近の水路で行った水質検査で、国の目標値の5.4倍にあたる濃度が検出されたことがわかりました。

11/2 清水区化学工場排水PFAS 国指針値の2~10倍検出 2~8月調査、静岡市長発表 (静岡新聞)
 PFASが静岡市清水区三保の化学工場周辺の民家の井戸から10年前に使用中止した後も高濃度で検出されている問題で、2023年2~8月に工場側が行った排水の調査で国の指針値の2~10倍の濃度の水が敷地外の水路に流れ出ていたことが1日、明らかになった。

11/3 発がん性の疑いある物質「PFAS」、指針の5.4倍検出…静岡の化学工場近くの水路 (読売新聞)
 静岡市は1日、同市清水区にある化学工場の周辺水路から、国の暫定目標値(指針)の5倍を超えるPFASが検出されたと発表した。難波喬司市長は調査の継続と、地元自治会を交えた三者連絡会を開催するなどし、対策を強化していく方針を示した。

11/5 PFAS、最大で指針値の31倍「半減するのに3~5年」 清水の化学工場近くの井戸 京大准教授と静岡新聞社調査 (静岡新聞)
 PFASが静岡市清水区三保の化学工場周辺の民家の井戸から2007年に排出をほぼ終えた後も高濃度で検出されている問題で、工場敷地外の井戸で10月31日に採取した水から、これまでで最高となる国の指針値を31.2倍上回るPFASが検出されたことが、京都大准教授と静岡新聞社の調査で4日までに分かった。

11/7 発がん性疑念PFOAが井戸から指針値の7~26倍検出 化学工場周辺4カ所で 静岡市清水区 (FNNプライムオンライン)
11/8 指針値の“26倍”のPFAS、化学工場周辺の地下水から検出 井戸5か所の地下水調査で=静岡市清水区 (静岡新聞)
11/8 静岡市清水区 井戸水からPFOAが国の目標値の26倍検出 (NHK NEWS WEB)
 静岡市清水区の化学工場でPFASのうち有害性が指摘されている物質が10年前まで使われていたことを受けて静岡市が10月、工場付近にある住宅の井戸の地下水を検査した結果、最大で国の暫定目標値の26倍にあたる濃度が検出されたことがわかりました。
 静岡市:周辺地下水調査結果[PDF] 

11/8 発がん疑念PFOAを素手で扱い12年…元従業員は退職後 舌がんに 工場周辺井戸から目標値の26倍 (FNNプライムオンライン)
 PFOAが静岡市の工場周辺の井戸で国の目標値の26倍の濃度で検出され、静岡市はこの地区の井戸水を飲まないよう呼びかけている。工場で12年間PFOAを素手で扱っていたという元従業員が当時の様子を話してくれた。

11/8 「井戸水を直接飲むのは避けるべき」高濃度「PFAS」が与える影響とは 現地調査行った原田浩二・京都大大学院准教授に聞く (TBS NEWS DIG)

11/9 PFAS 国指針の26~7倍 静岡市清水区・地下水調査 市は飲用控えるよう呼びかけ (静岡新聞)
 PFASが静岡市清水区三保の化学工場で2007年に排出をほぼ終えた後も工場周辺の水路などから高濃度で検出された問題で、静岡市は8日、工場周辺の井戸5カ所で採取した地下水の調査結果を公表した。このうち4カ所で国の指針値を26倍~7倍上回るPFASが検出され、市は三保地区の井戸水を飲まないよう注意喚起した。

11/9 静岡市清水区PFOA問題 範囲広げ水質検査 (NHK NEWS WEB)
 静岡市清水区の化学工場の周辺にある井戸水や水路からPFASのうち有害性が指摘されている物質が高い濃度で検出された問題で、市は調査範囲を広げるなどして継続して水質検査を行うとともに、相談窓口を設置して、井戸水の検査の希望などを受け付けることにしています。

11/9 血液から高濃度のPFASを検出 かつて化学工場で何が 静岡 清水区 (NHK NEWS WEB)

11/13 がんの原因はPFOA?発がん疑念物質を素手で12年扱い退職後に発病「会社は検査や健康のフォローを」 (テレしずWasabee)

11/16 静岡市「PFAS」問題 工場付近の水路の調査結果を公表 (NHK NEWS WEB)
11/17 PFAS、指針の54倍も 清水の工場前水路、日時により濃度に差 静岡市調査 (静岡新聞)
 静岡市清水区三保の化学工場周辺の水路などからPFASが高濃度で検出された問題で、市は16日、工場前の水路で10月31日~11月12日に採水した水のPFAS濃度調査の結果を公表した。国の指針値に対し、最大で54倍のPFASが検出された一方で、指針値を下回った時もあり、日時によって濃度に差があることが分かった。
 静岡市:毎日調査結果(令和5年10月31日~)[PDF] 

11/22 「水神様」のわき水がPFAS汚染 浜松基地近くの水神社 地元住民「名水として知られるのに」 (中日新聞)
 浜松市西区西山町で「水神様」として親しまれる水神社(すいじんじゃ)のわき水から、PFASが国の暫定目標値を上回る90ナノグラムが検出された。このわき水は、市などがまとめた「新・浜松の自然100選」の一つになっていて、災害で断水した際は飲み水で利用することを想定していた。
 浜松市:有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について

11/22 静岡市清水区「PFOA」検査結果の公表2週間程遅れる見通し (NHK NEWS WEB)
 静岡市清水区の化学工場周辺の水路や井戸水からPFASのうち有害性が指摘されている物質が高い濃度で検出された問題で、静岡市の難波市長は、現在進めている水質検査の信頼性に問題があるとして、検査結果の公表が2週間程度遅れる見通しを示しました。

11/27 PFAS、工場周辺で検出 静岡市、工場運営会社、地元自治会が三者連絡会設立 情報共有と対応検討 (静岡新聞)
 静岡市清水区の化学工場で、PFAS=有機フッ素化合物が使用されていた問題をめぐり、工場を運営する会社と静岡市、地元の自治会の三者による連絡会が11月27日、設立されました。今後、三者で正確な情報を共有し、密な連携で適切な対応を検討するということです。
 静岡市 報道発表資料(11/27)[PDF] 

11/28 周辺の水路や井戸でPFOA検出…工場側が排水の浄化装置の設置方針示す 稼働は12月中旬から 静岡市 (FNNプライムオンライン)
11/28 排水浄化装置を強化へ 静岡市清水区のPFAS問題対応で工場側 (静岡新聞)
11/28 静岡市清水区の化学工場、PFAS浄化装置を稼働へ 排水の水路から今も高濃度検出 (中日新聞)
 PFASが静岡市清水区三保の工場周辺の民家井戸や水路から国の指針となる暫定目標値を超えて検出された問題で、工場側が工場排水のPFAS濃度を下げる浄化装置を設置し、12月中旬にも稼働させる予定であることが分かった。工場がPFASの一種「PFOA」を使わなくなって10年になる今も工場排水が流れる水路の水が目標値を超えているとして、市が早急な対策を求めていた。

11/28 PFAS対応 環境基準なく法規制外 苦悩の静岡県内行政関係者 (静岡新聞)
 静岡県内の地下水などから高い濃度で検出されているPFASを巡り、行政関係者が対応に苦慮している。腎臓がんなどのリスクを高めるとの指摘がある一方、環境省は「いまだ確定的な知見はない」との立場で、法律による規制が追い付いていないためだ。

11/30 PFAS目標値「超過なし」 静岡県内の27河川33地点 (静岡新聞)
 静岡県は29日、静岡市や浜松市の水路などで国の暫定目標値を超えるPFASが検出されたことを受けて静岡県内全域で実施した水質調査の結果を公表した。水質汚濁防止法に基づき常時監視の対象にしている27河川33地点の環境基準点を調査し、暫定目標値を超えた地点はなかった。

 静岡市:PFAS調査の結果及び今後の対応について 

【有機フッ素化合物問題:三重県】
11/20 PFAS目標値、4ヵ所で超過 四日市、市内の川などで調査 (中日新聞)
11/20 4地点で暫定目標値超すPFOAを検出、公災害市民ネットが独自に四日市で26地点を調査 (YOUよっかいち)
 各地で話題になっているPFASによる水の汚染を四日市市内で調べている市民団体「四日市公災害市民ネット」は11月20日、独自に水を採取するなどしていた市内26地点の水質の結果を記者会見して発表した。川や排水口など4地点で使用が規制されているPFOAが国の暫定目標値を大きく上回っており、市に「徹底した調査が必要だ」と指摘した。

【有機フッ素化合物問題:大阪府】
11/11 人体への影響指摘「PFAS」 大阪・摂津市の住民らの血液から「高濃度で検出」 研究者ら公表 (ABCニュース朝日放送)

【有機フッ素化合物問題:岡山県】
11/1 国の基準値超え“PFAS”成分を除去へ…円城浄水場で活性炭入れ替え作業が完了【岡山・吉備中央町】 (OHK岡山放送)
 岡山県吉備中央町の円城浄水場の水から国の基準値を超えたPFASが検出された問題で町は11月1日、浄水場の水をろ過する活性炭の入れ替え作業を完了させました。

11/2 吉備中央町 塩素酸も基準値超え 保健所に報告せず放置 (NHK NEWS WEB)
 吉備中央町の円城浄水場から水を送っている場所で、塩素酸が法律で定められた基準値を上回る濃度で検出されていたことが分かりました。町は保健所に報告せず放置していました。

11/9 認識の低さ 対応後手に (読売新聞)
 吉備中央町にある円城浄水場から、国の水質管理暫定目標値を大幅に上回るPFASが検出された。県や町が原因究明に乗り出す一方で、地域住民の中には健康被害や農産物への風評被害を懸念する声も高まっている。

11/10 吉備中央町ダム上流の沢で国の値の1240倍の有害性指摘物質 (NHK NEWS WEB)
11/10 岡山県吉備中央町の沢から高濃度の化合物を検出 近くには大型の土のう袋があり一部から同様の化合物も【岡山】 (RSK山陽放送)
11/10 有害物質 国目標値の1240倍 吉備中央の沢、岡山県が新たに確認 (山陽新聞)
11/11 「PFAS」検出 新たに目標値の1240倍 (読売新聞)
 吉備中央町にある円城浄水場から、国の水質管理暫定目標値を大幅に上回るPFASが検出された問題で、県は10日、上流地点で新たに目標値の1240倍に当たる6万2000ナノグラムを検出したと発表した。付近に置かれていた大型土のう袋内の使用済み活性炭からも目標値を上回るPFASが検出され、県や町が排出源かどうか調査を進めている。
 岡山県:吉備中央町内のPFOS・PFOA事案に係る調査結果について(11/10)[PDF]

11/14 有機フッ素化合物 白菜から不検出 吉備中央町が調査、米も問題なし (山陽新聞)

11/16 【解説】「真剣に考えて!」浄水場から目標値を大幅に超える化合物 町の対応の遅れに住民から厳しい声 岡山・吉備中央町 (KSB瀬戸内海放送)

11/23 使用済み活性炭から450万ナノ・グラム (読売新聞)
 吉備中央町にある円城浄水場から、国の水質管理暫定目標値を大幅に上回るPFASが検出された問題で、県は22日、浄水場に流れ込む川の上流付近に置かれていた使用済み活性炭から、新たに450万ナノ・グラムを検出したと発表した。県は「排出源の可能性が極めて高い」とし、町とともに周辺の土壌調査を進めるなどして因果関係を調べる。
 岡山県:吉備中央町内のPFOS・PFOA事案に係る調査結果について(11/22)[PDF]

【有機フッ素化合物問題:熊本県】
11/29 熊本 井芹川などで国の暫定指針値超える有機フッ素化合物 (NHK NEWS WEB)
11/29 有機フッ素化合物、熊本市の井芹川などで基準値超過 発生源特定へ市が調査継続 (熊本日日新聞)
 熊本市は29日、市内を流れる井芹川など28カ所でPFASを調べた結果、12カ所で国の基準値超過を確認したと発表した。河川での確認は初めて。市は発生源の特定に向け、周辺の水路や地下水を調べる。

【有機フッ素化合物問題:宮崎県】
11/14 〈PFAS〉宮崎県、県内河川を緊急調査へ補正予算案に700万円盛り込む (環境展望台)
 宮崎県は、令和5年11月の補正予算案に「県内河川等におけるPFAS存在状況緊急調査事業(7,215千円)」を盛り込んだ。

【有機フッ素化合物問題:沖縄県】
11/6 PFOS漏出問題で市民グループがマニュアル策定などを求める (NHK NEWS WEB)
 県庁の地下駐車場からPFOSなどの有機フッ素化合物を含む泡消火剤が漏れ出した問題を受けて、6日、市民グループが県庁を訪れ、対応マニュアルを策定し市町村に周知や助言をすることなどを求める玉城知事宛ての文書を手渡しました。

11/7 “水道料金を2割程度値上げへ”県企業局が自治体へ説明会 (NHK NEWS WEB)
 沖縄県企業局は水道水を提供している県内の28の自治体を対象に説明会を開き、来年10月から水道料金を2割程度値上げする改定案を示しました。県企業局は7日、水道水を提供している県内の28の市町村を対象に水道料金の値上げに関する説明会をうるま市で開きました。

11/8 PFOS対策は県民が負担? 沖縄県は「適切でない」 水道「卸値」の値上げ説明会で (琉球新報)
 市町村への「卸値」に当たる水道供給単価の値上げに関し、沖縄県企業局が開いた説明会の場では、水の供給を受ける28市町村の担当者らからさまざまな声が上がった。「PFOS対策が影響しているのか」などとの質問もあり、県担当者はPFOS対策について「県民負担は適切でない」との見方を示した。


11/1 県、鶴岡の「あらたまや」で行政代執行 PCB廃棄物の撤去 (山形新聞)
 県庄内総合支庁は31日、既に事業を停止している鶴岡市温海地域の旅館「あらたまや」で、高濃度PCB廃棄物の撤去に関する行政代執行を始めた。
 山形県 報道発表資料(10/25) 

11/8 西胆振3市の住民 室蘭でPCB施設など見学 (北海道新聞)

11/11 米軍のPCB廃棄物処理、環境相「今後は米側に対応求める」 (西日本新聞)
 九州・沖縄の米軍が保有するPCB廃棄物を北九州市の専用施設などで処理していた問題で、伊藤信太郎環境相は10日の衆院環境委員会で「米側で適切に処理されるべきだ。米側に適切な対応を促したい」と述べ、今後は原則として米国に搬出して処理するよう求める考えを示した。

11/11 PCB処理費2200万円 在沖米軍18-22年度 日本が負担 (沖縄タイムス)
 在沖米軍基地などに保管している強毒性のPCB廃棄物の処理費用について、防衛省は10日の衆院環境委員会で、2018年度から22年度の間、返還地を含め、約2200万円に上ると明らかにした。

11/14 那賀県土 PCBを含む4橋の改修を24年度 (建通新聞)

11/16 国文化財日野橋 塗料からPCB (読売新聞)
11/16 国登録の有形文化財・日野橋で有害物質PCB低濃度検出 橋は老朽化が進み解体撤去も含め検討中 鳥取県米子市 (日本海テレビ)
11/16 日野橋(国文化財)からPCB検出 米子市、塗膜の処分必要に (日本海新聞)
 米子市は15日、国登録有形文化財の日野橋の塗膜からPCBを検出したことを明らかにした。2026年度末までに塗膜を剥ぎ取って処分しなければならないが、飛散などの影響はないとして通行規制は行わない。同橋は老朽化が深刻で市が解体撤去を含めた検討を進めており、来年2月に学識経験者や地元関係者を交えた在り方検討委員会を設置する。

11/16 那賀県土 日野谷橋の補修設計を12月以降 (建通新聞)
 徳島県南部総合県民局那賀・県土は、PCB(の含有調査で、日野谷橋の塗装からPCBの含有が判明したことから、PCB除去を含む橋梁補修設計を委託する。

11/21 JR東日本が有害物質PCBの入ったとみられる機器を不適切に廃棄 PCB検査行わず 宮城 (TBS NEWS DIG)
 JR東日本は21日、宮城県亘理町にある常磐線の変電所で、施設内の機器を撤去する工事の際に、検査を行わず装置の中に入っていたと思われるPCBを含む絶縁油を他の廃油と一緒に処理してしまったことを明らかにしました。

11/29 PCB受け入れ拒否を 室蘭市民団体、市に申し入れ (北海道新聞)

【カネミ油症】
11/7 原因企業を初カメラ取材したドキュメンタリー「長く続く重い問題に腰を据えて向き合った作品」 民間放送連盟賞でNBC制作「夢とアブラ」が優秀賞 (TBS NEWS DIG)

11/8 水俣病やカネミ油症 終わらぬ被害実態伝える写真展 東京で開催 (西日本新聞)

11/24 カネミ油症 未認定者を対象に県独自の実態調査開始へ 長崎 (TBS NEWS DIG)
11/30 カネミ油症 長崎県が次世代含む未認定対象の実態調査を開始 (長崎新聞)
 カネミ油症事件を巡り、大石賢吾知事が2月に実施の意向を示していた未認定患者の実態調査について、県は12月1日までに調査票を発送する。県独自の取り組みで、対象は県が把握している県内在住の未認定患者約150人。被害者の子どもら「次世代」を含むが、全国油症治療研究班(事務局・九州大)が現在進めている次世代調査の参加者は、重複を避けるため対象としない。

 厚生労働省 カネミ油症について~正しく知る。温かく支える。~ 
    長崎新聞 カネミ油症を追う 
    九州大学病院 油症ダイオキシン研究診療センター 

【低濃度PCB廃棄物 無害化処理の環境大臣認定】
11/7 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(ゼロ・ジャパン株式会社)


11/14 宮城県、ダイオキシン類が1地点で基準値超 22年度調査 (河北新報)



(一部海外の記事は先月分も掲載することがあります)

11/7 漂流マイクロプラスチックのモニタリング手法調和ガイドライン改訂 (環境展望台)
 環境省は「漂流マイクロプラスチックのモニタリング手法調和ガイドライン」を改訂した。同ガイドラインは、令和元年5月に初版が作成され、令和2年に比較的手軽にモニタリングが実施できる小型船にガイドラインを適用する改訂を行っている。
 環境省 報道発表資料(11/7)

11/9 水銀に関する水俣条約第5回締約国会議 蛍光ランプ製造2027年まで 国際合意 (環境展望台)
 環境省と経済産業省は、「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」の成果を紹介した。今回の会合では、水銀添加製品の規制の見直し、規制の対象となる水銀汚染廃棄物のしきい値等に関する議論が行われ、蛍光ランプの製造等をその種類に応じ2026年末又は2027年末までに禁止することに合意されたほか、水銀に関する水俣条約上の水銀汚染廃棄物のしきい値について、水銀含有濃度1kg当たり15mgとすることが合意された。
 環境省 報道発表資料(11/9)
    経済産業省 ニュースリリース(11/9)

11/17 第17回日中韓化学物質管理政策対話の結果を公表 (EICネット)
環境省は、2023年11月8日から11月10日まで韓国・済州島で開催された第17回日中韓化学物質管理政策対話の結果を公表した。
 環境省 報道発表資料(11/17)