日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2022年8月
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2022年(令和4年)8月


8/3 中国MEE 3つの残留性有機汚染物質の関連情報を募集 (CHEMLINKED)
 7月20日、中国生態環境部(MEE)はデクロランプラス、UV-328とメトキシクロルという3つの残留性有機汚染物質(POPs)を総合的にとらえ、適切な管理策を講じるため、関連情報募集を開始しました。今回求められる情報には、中国国内における対象POPsの製造・使用・輸出入、及び可能な代替物質または代替技術が含まれます。

8/10 米軍が責任を認めていた 内部メールで「嘉手納基地が汚染源の可能性高い」 川から高濃度の有機フッ素化合物 (沖縄タイムス)
 2016年1月、沖縄県が米軍嘉手納基地周辺で高レベルの有機フッ素化合物PFASを検出した問題で、米軍は県の発表直後、嘉手納基地が汚染源である「可能性が高い」と認めていたことが9日までに分かった。

8/16 米軍由来PFAS調査で土壌サンプル採取 基地に隣接する普天間第二小の周辺3カ所 ちゅら水会 (沖縄タイムス)
 米軍基地由来とみられるPFASが土壌を汚染している可能性があるとして、宜野湾ちゅら水会が15日、米軍普天間飛行場に隣接する普天間第二小学校の、グラウンド周辺の土壌調査を実施した。分析結果は3~4週間後に判明する。

8/18 立川駐屯地内泡消火設備専用水槽について (昭島市)
 令和4年7月22日、防衛省・自衛隊ホームページに「自衛隊施設における泡消火設備専用水槽水質調査結果について」が掲載されました。令和3年度に実施した全国の基地等の泡消火設備専用の水質調査の分析結果によると、陸上自衛隊立川駐屯地内にある3つの水槽のうち、1つの水槽からPFOS及びPFOAの合算値が環境基準を上回る結果でした。

8/24 米軍泡消火剤問題 黒岩知事「全基地で早く代替品に」 (神奈川新聞)
 PFOSを含む泡消火剤などの製品が米軍基地で保有されている問題を巡り、小野田紀美防衛政務官は23日、米軍基地を抱える15都道府県でつくる渉外知事会に対し、日本本土の陸軍基地と沖縄県内の海兵隊基地で代替品への交換を済ませたことを伝えた。

8/25 PFAS低減を図る活性炭の投入が完了しました (金武町) 

8/30 横須賀基地から有害物質流出 市が周辺海域で独自調査へ (神奈川新聞)

8/30 米軍基地から大量流出した有害物質「PFOS」 日本でも早急な法整備を…アメリカでは基準値見直し【沖縄発】 (FNNプライムオンライン)
 水道水などから人体に有害なPFAS・有機フッ素化合物が検出されている問題を受け、市民団体が沖縄県内で大規模な血中濃度調査を実施した。 それと同時に、健康への影響を分析するため必要とされるのが土壌調査。 有識者は「地方自治体が声を挙げて、土壌の基準や法整備に向け、国を動かしていく必要がある」と強調する。


8/3 東北電、PCB含む恐れある機器使用 電気事業法で使用中止 (時事通信)
 東北電力は3日、青森市の上松沢発電所で、高濃度PCBを含む恐れのある電気機器を7月末まで使っていたと発表した。
 東北電力 プレスリリース(8/3) 

8/5 PCB保管事業者 静岡県が改善命令 西伊豆町に営業所 (静岡新聞)
 静岡県は4日、PCB廃棄物処理特措法に基づき、西伊豆町に営業所を置く船舶保管・修理業「アラリシップビルダーズ」(本社・東京都墨田区)に改善命令を出したと発表した。
 静岡県 報道発表資料(8/4) 

8/6 PCB未処分で改善命令 三重県初、松阪の飲食店に (伊勢新聞)
 三重県は5日、PCB特別措置法に基づき、松阪市早馬瀬町の飲食店「山小屋」に対し、PCBを含む設備を処分するよう求める改善命令を出した。同法に基づく県の改善命令は初めて。
 三重県 報道発表資料(8/6) 

8/8 「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」が設立 市民数百人規模の血液検査実施へ (東京新聞)
 東京・多摩地域の井戸からPFASが検出された問題で、市民有志が7日、「多摩地域の有機フッ素化合物汚染を明らかにする会」を設立した。多摩地域の広範囲で、市民数百人規模の血液検査を実施し、体内に蓄積されたPFASの濃度を調査する。

【福島PCB廃棄物の室蘭搬入】
8/8 福島のPCB 室蘭搬入11日に 大雨などで延期 (北海道新聞)
 東京電力福島第1原発周辺地域にある高濃度PCB廃棄物について、室蘭市は5日、市内の中間貯蔵・環境安全事業北海道PCB処理事業所への搬入が11日になったと発表した。

8/16 PCB廃棄物、室蘭に搬入 無害化処理へ、地元反発も (共同通信[47NEWS])
8/16 福島PCB廃棄物、室蘭の施設へ搬入 反対市民が抗議活動 (北海道新聞)
 環境省は16日、東京電力福島第1原発の周辺地域にある高濃度PCB廃棄物を、室蘭市内の処理施設に搬入した。施設周辺では、受け入れに反対する市民の抗議活動が行われた。搬入は大雨の影響で1週間遅れとなり、今月中としていた無害化処理も9月5日まで延びる。
8/16 福島県の高濃度PCB廃棄物 室蘭市の国の施設で処理始まる (NHK)
8/16 北海道・室蘭市の処理施設 福島県からの「PCB廃棄物」処理作業開始 (HTB北海道ニュース)

8/17 安全性懸念、市民から反発 福島PCB室蘭搬入 「監視する会」が抗議活動 (北海道新聞)
8/17 福島第1原発事故 PCB廃棄物を搬入 蓄電器など 室蘭の処理事業所 /北海道 (毎日新聞)

8/24 福島PCB処理済み廃棄物 室蘭からの搬出本格化 (北海道新聞)
 環境省は24日、東京電力福島第1原発の周辺地域にある高濃度PCB廃棄物について、室蘭市内で無害化したPCBの処理済み廃棄物を福島県に搬出する作業を本格化させた。

8/25 福島PCB処理「順調」 環境省、室蘭で搬出開始 9月5日ごろ完了 (北海道新聞)
 東京電力福島第1原発周辺地域の高濃度PCB廃棄物を室蘭市内で処理する事業について、無害化した油状のPCB搬出を本格化させた環境省は24日、作業は順調に進んでいるとして、一連の作業を9月5日ごろまでに終える考えをあらためて示した。

 室蘭市:福島県対策地域内の高濃度PCB廃棄物の搬入について 
 室蘭市:福島県対策地域内高濃度PCB廃棄物の処理前後の空間線量率等について 

【カネミ油症】
8/29 カネミ油症救済法10年、子や孫の認定進まず 記憶風化も (日本経済新聞)
8/29 カネミ油症・救済法成立10年 進まぬ3者協議、患者失望 支援団体「国は積極姿勢を」 (長崎新聞)
 カネミ油症被害者の救済法が2012年8月に超党派の議員立法で成立して、29日で丸10年。1968年の油症事件発覚以来、初めて実現した本格救済のための法律だったが、油症認定の基準は厳しいままで、医療補償なども十分でないなど、当初から多くの課題が指摘されていた。救済法に基づき定期開催している国、原因企業カネミ倉庫(北九州市)、患者団体の3者協議は救済策の充実に向けて目立った進展がなく、患者からは失望の声も聞かれる。

 厚生労働省 カネミ油症について~正しく知る。温かく支える。~ 
    長崎新聞 カネミ油症を追う 

【低濃度PCB廃棄物 無害化処理の環境大臣認定】
8/26 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(光和精鉱株式会社)


8/21 ベトナム戦の枯れ葉剤、被害者の今 取材18年のドキュメント完成 (朝日新聞)
 1960年代~70年代を中心に起こったベトナム戦争で、米軍が森林に散布した枯れ葉剤による被害。ベトナムから帰還した元米兵の夫の死を機に18年にわたり取材を続ける映画監督、坂田雅子さん(74)のドキュメンタリー「失われた時の中で」が8月20日から都内を皮切りに全国で上映される。
 『失われた時の中で』公式サイト 


8/18 猛毒含む除草剤の撤去要望 設楽町長が国へ/町内国有林に50年前埋設 (東日新聞)
 豊川上流域に当たる設楽町内の国有林で国が約50年前に埋設した除草剤について、土屋浩町長は18日、地中からの撤去などを要望するため林野庁中部森林管理局(長野市)を訪ねる。除草剤には猛毒のダイオキシンが含まれ、埋設地を抱える国内の他の自治体でも撤去を求める動きが起きている。

8/20 埋設除草剤撤去求める 設楽町長ら林野庁中部森林管理局で (東日新聞)
 土屋浩町長と町議会の山口伸彦議長が18日に林野庁中部森林管理局(長野市)を訪れ、同庁に撤去などを求める要望を行った。

8/20 「住宅の井戸から猛毒ダイオキシン」2年間基準超過、地下水に広がり対策困難~福岡 (RKBニュース)


8/19 バーゼル法の施行状況(令和3年)を公表 環境省と経産省 (環境展望台)
 環境省と経済産業省は、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」(バーゼル法)に規定する、特定有害廃棄物等の令和3年における輸出及び輸入の実績をとりまとめて公表した。
 環境省 報道発表資料(8/19) 

8/19 環境省、廃棄物処理法に基づく廃棄物の輸入の実施状況(令和3年)を公表 (環境展望台)
 環境省は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に基づく廃棄物の輸出確認及び輸入許可の令和3年における実施状況をとりまとめて公表した。
 環境省 報道発表資料(8/19)