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2021年(令和3年)4月


4/1 府中の浄水所で高濃度の化学物質検出 05年~10年度 (朝日新聞)
 東京・多摩地区にある府中武蔵台浄水所(府中市)の水道水で少なくとも2005年度から、環境への高い残留性や健康への影響が指摘される有機フッ素化合物が検出されていたことがわかった。朝日新聞の情報開示請求を受けて東京都が開示した。都はこれまで、11年度以降の水質検査結果しか残っていないとしていた。
 朝日新聞 永遠の化学物質に関するトピックス 

4/7 「含まれない」一転、泡消火剤に有害物質 空自那覇基地 (朝日新聞)
 航空自衛隊那覇基地(那覇市)で2月に泡消火剤が飛散する事故があり、那覇基地は7日、泡消火剤に発がん性が疑われる有害物質が含まれていたと発表した。発生直後は「含まれない」と沖縄県や那覇市に伝えていたが、地元紙の独自調査で含まれている可能性が指摘され、調査していた。
4/7 空自、有毒PFOSなど指針の128倍検出 「ない」訂正し謝罪 泡消火剤流出 (琉球新報)
 航空自衛隊基地那覇基地から泡消火剤が流出した事故で同基地は7日、ウェブサイトで調査結果を公表した。消火剤が流れ込んだ基地内水路で回収した汚染水から有機フッ素化合物の一種PFOSとPFOAが検出されたとし、基地司令名で謝罪の言葉を添えた。事故は2月26日に発生し、基地は当初「PFOSは含まれていない」と説明していたが、琉球新報の記者が現場近くで採取した泡からPFOSが検出されていた。
 航空自衛隊那覇基地 泡消火薬剤飛散に伴うPFOS調査結果について(4/7) [PDF] 
    泡消火剤流出事案に係る対応状況(4/19) [PDF]

4/8 突然訂正 驚く住民 空自那覇の説明後手 会見なし ずさんな発信 飛散の泡にPFOS (沖縄タイムス)
4/9 泡消火剤飛散で園庭は今も使えず…自治会は再発防止を要求 PFOS含有を空自が地元に報告 (琉球新報)
4/10 防衛相、空自PFOS流出を謝罪 会見や住民説明会も検討 (琉球新報)

4/16 環境省と経産省、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律施行令の一部を改正する政令」の閣議決定を発表 (環境展望台)
 環境省と経済産業省は、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律施行令の一部を改正する政令」が、令和3年4月16日に閣議決定したと発表した。
 1)トリクロロ、クロロフェニル、クロロフェニルエタノール及びPFOA又はその塩について第一種特定化学物質に追加指定
 2)「PFOA又はその塩」が使われている場合に輸入ができない製品として撥水剤等の13種類の製品を指定
 3)取り扱い時に国が定める技術上の基準に従わなければならない製品として「PFOA又はその塩」が使用されている消火器、消火器用消火薬剤及び泡消火薬剤を定めている。
 環境省 報道発表資料(4/16) 
    経済産業省 ニュースリリース(4/16)

4/16 PFOA、製造・輸入禁止へ 泡消化剤や塗料に含有 閣議決定 (毎日新聞)
4/16 PFOA、製造や輸入禁止へ 政府、健康に悪影響恐れも (共同通信[47NEWS])
 政府は16日、泡消火剤や塗料、航空機のオイルなどに含まれる有機フッ素化合物の一種「PFOA」について、健康や生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるなどとして、新たな製造や輸入、使用を禁じる第1種特定化学物質に指定する政令を閣議決定した。指定は化学物質審査・製造規制法に基づくもので、施行は10月22日。

4/19 多摩地域の井戸10カ所 国指針以上の発がん性有害物質 専門家「積極的な原因究明を」 (東京新聞)
 東京都が行った多摩地域の57カ所(28市町村)の飲用井戸の水質調査で、発がん性や発育への影響が懸念される有害化学物質の値が、10カ所で国の指針値を上回った。本紙の情報公開請求で分かった。小平市の井戸では指針値の4倍、国立市では8倍超が検出された。識者は都や国による原因究明と規制強化の必要性を指摘した。


4/8 東京都、「微量PCB廃棄物処理支援事業」の申請受付を開始 (環境展望台)
 東京都は、「東京都微量PCB廃棄物処理支援事業」の令和3年度における申請受付を開始した。都では、平成23年度より中小企業等が都内に保管する微量PCBが含まれた変圧器・コンデンサー類の電気機器等の処理費等の助成を実施してきた。今回、微量PCB廃棄物処理のさらなる促進のため、この助成制度を引き続き実施することを発表した。
 東京都 報道発表資料(4/8) 

4/14 室蘭PCB処理計画 市長、環境省に安全確保要請 (北海道新聞)
 東京電力福島第1原発周辺の「汚染廃棄物対策地域」にある高濃度PCB廃棄物を室蘭市内で処理する計画に関し、室蘭市の青山剛市長は14日、東京の環境省を訪れ、計画の安全性について国の説明を求めた。

4/28 福島県のPCB廃棄物処理計画 反対団体が室蘭市に質問書 (NHK)
4/29 福島対策地域のPCB廃棄物 室蘭の市民団体「受け入れ反対」 (北海道新聞)
 東京電力福島第1原発周辺の汚染廃棄物対策地域にある高濃度PCB廃棄物を室蘭市内で処理する計画に関し、市内の市民団体が28日、室蘭市の青山剛市長に市民説明と受け入れ反対を申し入れた。市内の市民団体が市に正式に反対を伝達したのは初。

【低濃度PCB廃棄物 無害化処理の環境大臣認定】
4/23 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(株式会社かんでんエンジニアリング)


4/5 米軍西普天間、見えぬ土壌汚染 「ダイオキシン」磁気探査の報告書に 返還6年、残る禍根 (琉球新報)
 沖縄県宜野湾市にある米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還から、3月31日で6年となった。市民が情報公開請求で得た沖縄防衛局の内部資料には、跡地で発見された有害物質の未公開情報が多く記載されていることも明らかになり、跡地整備の在り方に課題を残している。

4/6 【独自】「沖縄アリーナ」近くにホテル 琉球キングス本拠地、23年開業 沖縄市が民活整備 (琉球新報)
 沖縄市コザ運動公園のサッカー場跡地に、ホテルなどの複合施設が整備されることが5日までに分かった。
現場は、米軍基地の返還跡地で、13年の人工芝舗装工事中に大量のドラム缶が掘り起こされ、毒性の高いダイオキシンが検出された。

4/6 宮津・ごみ焼却 機能不全解消も停止続く 地元同意手続き残り /京都 (毎日新聞)
 宮津与謝環境組合の広域ごみ処理施設「宮津与謝クリーンセンター」(宮津市須津)で、公害防止基準値(1立方メートル当たり0.1ナノグラム=ナノは10億分の1)を超えるダイオキシン類を検出したとして、可燃ごみの焼却停止が続いている。

4/8 清水建設 将来は東南ア全体で土壌汚染処理を (Sankei Biz)

4/8 屋久島地下にダイオキシン含む除草剤 埋めたのは林野庁 (朝日新聞)
 世界自然遺産の屋久島などに猛毒のダイオキシンを含む除草剤が大量に埋められている問題が先月、屋久島町議会で指摘された。半世紀前に林野庁が処分したもので、島の埋設地には立ち入りを防ぐ柵がない。