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2020年(令和2年)9月


9/5 泡消火剤の漏出 BBQが原因だった 参加米兵、感染防止の隔離中 沖縄で4月事故 (沖縄タイムス)
 在沖米海兵隊は4日、4月に米軍普天間飛行場で起きた有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤の漏出事故の原因が、隊員たちが屋外で行ったバーベキューに、近くの格納庫の消火装置が反応したことだったと明らかにした。

9/5 泡消火剤の流出原因に「お粗末だ」 環境汚染を注視するよう国や県に求め (琉球新報)
 4月に米軍普天間飛行場で発生した泡消火剤流出事故の原因が海兵隊員による格納庫近くでのバーベキューだったとの報告を受け、周辺住民は米軍の危機管理に対する不信感をあらわにした。米軍に再発防止策の徹底を求めたほか、基地周辺の環境汚染を注視するよう国や県に対応を求める声が相次いだ。

9/7 「言葉にならない」沖縄の玉城知事、BBQで泡消火剤漏れに苦言 (沖縄タイムス)
 玉城デニー沖縄県知事は7日、今年4月に米軍普天間飛行場からPFOSなどの有機フッ素化合物を含む泡消火剤が大量に漏出した事故原因がバーベキューだったことに「本当に言葉にならない」と述べた。その上で「県民に不安を広げてしまうとことは、あってはならない。厳に謹んでいただきたい」と憤った。

9/7 PFOS含まない代替品へ日米で連携 河野防衛相が見解示す 泡消火剤の漏出事故受けて (沖縄タイムス)
 河野太郎防衛相は5日、米軍普天間飛行場の泡消火剤漏出事故の原因が米兵のバーベキューだったことの受け止めを問われ、PFOSを含まない製品への転換に向け、日米で連携していく考えを示した。東京都内で記者団の取材に答えた。

9/9 米軍基地消火剤流出事故 菅官房長官 米側に再発防止求める (NHK)
 沖縄のアメリカ軍普天間基地から有害性が指摘されている物質を含む大量の消火剤が流出した事故について、菅官房長官は、アメリカ側に再発防止の徹底を求めたことを明らかにしました。

9/10 懲りない米軍 格納庫内のBBQで泡消火剤漏れ 2014年にもあった (沖縄タイムス)
 米軍普天間飛行場で2014年夏にも、米兵が格納庫内でバーベキューをして消火装置が作動し、泡消火剤が漏出する事故が起きていたことが、関係者の証言で分かった。今年4月の大規模事故もバーベキューが原因だったと判明したばかり。

9/11 普天間飛行場の泡消火剤問題、2014年にも漏出 玉城デニー知事「厳格運用求める」 (琉球新報)
 玉城デニー知事は10日、バーベキューをして有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が漏出する事故が米軍普天間飛行場で2014年にもあったとする一部報道について、「(危険な所で)熱が発生するものを使うことそのものをもう一度、部隊の中で(問題点を)再点検をしてほしい」と述べた。「(ルールを)厳格に運用するための方策を求めていきたい」と話し、米軍に対応を求める考えも示した。

9/25 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に基づく国内実施計画(改定案)などの意見募集 (EICネット)
環境省は、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に基づく国内実施計画(改定案)及び残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約に基づく国内実施計画(平成28年10月)の点検結果(案)」について、広く意見募集(パブリックコメント)を実施する。
 環境省 報道発表資料(9/25)

9/25 PFOS含有泡消火薬剤全国在庫量調査の結果公表 (EICネット)
環境省は、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律化審法)の第一種特定化学物質であるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)を含有する泡消火薬剤について、全国の在庫量を把握するための調査を実施した。
 環境省 報道発表資料(9/25)


9/5 高濃度PCB 9月は処理強化 (タウンニュース)
 八王子市を含む首都圏1都3県12市で構成するPCB廃棄物処理事業に係る首都圏広域協議会では、今年の9月を「PCB適正処理推進月間」と定め、高濃度PCB等の処理について啓発活動を行っている。

9/14 愛媛大など、霊長類における水酸化PCBの母子間移行事例を報告 (環境展望台)
 愛媛大学を中心とする研究グループは、ニホンザルの胎仔(たいじ)の脳からPCBの代謝生成物である「水酸化PCB」を検出した。水酸化PCBは、霊長類の脳神経発達への影響が疑われている化学物質で、ヒトの場合、胎児・幼児期における曝露が学習障害等の原因のひとつと見られている。
 愛媛大学 研究成果ストックサイト 
9/15 ニホンザル胎児の脳からPCB 「汚染物質リスクの基礎情報に」 愛媛大グループ (毎日新聞)
 愛媛大沿岸環境科学研究センターの野見山桂准教授らのグループが、ニホンザルの胎児の脳からPCBと、その代謝物の水酸化PCBを検出した。同大によると、霊長類の胎児の脳からの検出・報告例は世界初という。

【カネミ油症】
9/30 カネミ油症検診 コロナ対策で未認定患者に限定 あすから長崎、五島 (長崎新聞)
 カネミ油症被害者の健康状態を調べる県の油症検診が10月1日から、長崎市と五島市の計4カ所で順次実施される。新型コロナウイルス対策で会場の3密を防ぐため、新たに認定を求める人だけが対象。


9/3 佐賀県、令和元年度ダイオキシン類調査等の結果を公表 (環境展望台)
 佐賀県 記者発表資料(9/3)

9/4 18年間も汚水放流の廃棄物処理公社に搬入停止命令 不祥事続く公社に批判も、京都・宇治 (京都新聞)
 京都府宇治市が100%出資する宇治廃棄物処理公社(同市池尾)が長年にわたり、汚水を浄化処理せずに川へ放流していた問題で、京都府は3日、廃棄物処理法に基づき、9月3日から10月2日までの1カ月間、廃棄物の搬入を停止する命令と、10月2日までに汚水の処理方法を改善する命令を出した。

9/16 木曽クリーンセンターの旧焼却炉 解体が本格化 (市民タイムスWEB)

9/18 エコプラザ3号炉停止 排出ガスのダイオキシン基準超過 (宮崎日日新聞)
 県環境整備公社は17日、運営する宮崎市大瀬町の廃棄物処理施設「エコクリーンプラザみやざき」の焼却施設3号炉の排出ガスから基準値を超えるダイオキシン類が検出されたとして、同市から同日付で改善命令を受けたと発表した。




8/31 イギリス、プラスチックごみを削減するためにレジ袋の有料化を拡大すると発表 (環境展望台)
 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、英国政府が2021年4月からレジ袋の有料化をすべての小売業者に拡大するとともに、料金を現在の5ペンスから10ペンスに引き上げることを明らかにした。
 Defra Press release (8/31)

9/1 欧州化学物質庁、マイクロプラスチックの意図的添加に対する規制案の見直し状況を報告 (環境展望台)
 欧州化学物質庁(ECHA)は、マイクロプラスチックの意図的添加に対する規制案の見直し状況を報告した。2019年1月に同庁が発表した提案に寄せられた利害関係者からの477件のコメントに対する科学的な評価を経て、マイクロプラスチックの定義や、人工芝で使用される高分子充填剤によるリスクを管理するためのオプション等の更新が行われた。
 ECHA News (9/1)

9/4 南アフリカ、海洋ごみは発生源の近くで止めることを目指すと発表 (環境展望台)
 国連環境計画(UNEP)によると、南アフリカの環境・林業・水産省は、非営利団体、民間企業等と協力し、南アフリカ北東に位置するクワズール・ナタール州の5つの河川で海洋へのごみ流出を食い止めることを目指している。
 UNEP News (9/4)

9/7 国連環境計画、世界におけるごみ問題の現状を紹介 (環境展望台)
 UNEP News (9/7)

9/15 環境省、「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチックに関する専門家会合のアジア太平洋地域会合」の結果を公表 (環境展望台)
 環境省は、国連環境計画(UNEP)及び同アジア太平洋地域事務所(UNEP-ROAP)の協力を得て、令和2年8月26日から27日にウェブ開催された、「海洋プラスチックごみ及びマイクロプラスチックに関する専門家会合のアジア太平洋地域会合」の結果を公表した。
 環境省 報道発表資料(9/15)

9/15 環境省、「海洋プラスチックごみのモニタリング手法調和とデータ整備に関するG20ワークショップ」の結果を公表 (環境展望台)
環境省は、令和2年9月7日にウェブ開催された、「海洋プラスチックごみのモニタリング手法調和とデータ整備に関するG20ワークショップ」の結果を公表した。
 環境省 報道発表資料(9/15)