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2020年(令和2年)8月


8/5 泡消火剤流出の調査結果、国と県と米軍が公表前に調整 (琉球新報)
 4月に米軍普天間飛行場で有毒な有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が流出した事故について、防衛省と沖縄県、米軍は4月から5月にかけて実施した調査の結果を4日現在、公表していない。それぞれが分析した土壌と水質の調査結果は既に出ているが、3者は数値の評価や公表方法についてお互いの間で調整している。

8/5 <識者談話>泡消火剤流出調査の調整、信用性に疑問生む 河村雅美氏 (琉球新報)

8/7 有機フッ素化合物 37地点の地下水などで目標値超え (毎日新聞)
 発がん性も指摘される有機フッ素化合物の一種であるPFOSとPFOAについて、環境省が実施した地下水の全国調査で、在日米軍基地や工業地帯を中心に広く汚染されている実態が明らかになった。2物質は人体に蓄積する性質があり、環境省は自治体を通じて井戸水などから誤飲しないよう注意喚起を始めた。

8/11 80年代の消火訓練場が汚染源か 嘉手納の高濃度PFOS 米文書「防止装置なし」 (沖縄タイムス)
 嘉手納基地内外を流れる大工廻(だくじゃく)川と周辺の井戸で有機フッ素化合物PFOSによる高濃度の汚染が確認されている問題で、汚染源が同基地内で1970~80年代に使用されていた消火訓練場である可能性が高いことが、10日までに分かった。

8/11 米国651基地で汚染疑い 泡消火剤PFOS 日本では実態調査認めず 訓練噴霧で地中浸透 (沖縄タイムス)

8/15 発がん性指摘のPFAS、はごろも小で暫定指針値超え 宜野湾市公表 (琉球新報)
 宜野湾市教育委員会は14日、米軍普天間飛行場の泡消火剤流出に関して二つの市立小学校の池などで調べた有機フッ素化合物(PFAS)の値を、市ホームページで公表した。4月調査で高濃度だったはごろも小の池の値は、5月調査も国の暫定指針値より約6倍高いため、PFAS流入対策を継続する。

8/31 有機フッ素化合物「PFOA」届け出義務付けへ 環境省 (産経ニュース)
 中央環境審議会は31日、有害性が指摘される有機フッ素化合物の一種「PFOA」について、健康や生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるなどとして第1種指定化学物質とするよう小泉進次郎環境相に答申した。化学物質排出管理法に基づく措置で、政令改正を経て、事業者は排出量の届け出が義務付けられる。
 環境省 報道発表資料(8/31)


8/18 PCB廃棄物「処理漏れ」160件 1月から倍増、北九州事業所分 (西日本新聞)
 規制化学物質のPCBを高濃度に含む変圧器やコンデンサー類の処理を巡り、九州などで処理期限以降に「処理漏れ」の廃棄物が見つかった問題で、7月末の処理漏れの確認数が約160件に上ったことが、環境省への取材で分かった。1月時点の確認数約80件から倍増した。

【カネミ油症】
8/9 「カネミ油症」救済になお壁 高い認定ハードル 多くの患者が取り残される現実 (毎日新聞)

8/11 カネミ油症 東海地方に被害者団体設立 “空白地帯”で救済に力 (長崎新聞)
 愛知県など東海地方に暮らすカネミ油症事件の被害者が、名古屋市を拠点とする被害者団体を初めて設立したことが10日までに分かった。会員の多くは被害が集中した五島市など九州出身で、事件が発覚した1968年以降に東海へ移住した。

<シリーズ:生きて カネミ油症52年の証言 東海の被害者たち>
8/18 (上) いまさら何が変わるのか 事件表面化から50年以上経過 支援者と出会い、心動く (長崎新聞)
8/19 (中) 理解者なく「我慢するしか」 油症を隠した生活 付きまとう健康被害 (長崎新聞)
8/20 (下) 救済すべきは「次世代」 子、孫へと広がる深刻な健康被害 (長崎新聞)


7/31 宮城県、令和元年度ダイオキシン類に係る環境調査結果を公表 (環境展望台)
 宮城県 報道発表資料(7/31)

7/31 和歌山県、令和元年度特定施設設置者によるダイオキシン類の測定結果を公表 (環境展望台)
 和歌山県 わかやま県政ニュース(7/31)

8/6 新潟県、令和元年度の事業所におけるダイオキシン類の調査結果を公表 (環境展望台)
 新潟県 報道発表資料(8/6)

8/11 千葉県、令和元年度ダイオキシン類に係る常時監視結果を公表 (環境展望台)
 千葉県 新着情報(8/11)

8/11 基準値越えのダイオキシン数値を改ざん、清掃組合職員を減給処分 滋賀 (京都新聞)
 滋賀県東近江市と日野、竜王両町でつくる中部清掃組合が管理する日野清掃センター(日野町北脇)で処理したばいじん中に含まれるダイオキシン類濃度が2019年に基準値を超えた問題と、16年の自主検査の数値改ざんについて、同組合は11日、対策と処分を発表した。

8/24 石川県、令和元年度ダイオキシン類環境調査結果を公表 (環境展望台)
 石川県 くらし・教育・環境新着情報(8/24)




7/22 欧州化学物質庁、22種類の有害化学物質をEUの輸出入規制に追加 (環境展望台)
 欧州化学物質庁(ECHA)は、22物質を含む19品目をEUにおける有害化学物質の輸出入に関するPIC(締約国間の輸出に当たっての事前通報・同意手続)規則の下で新たに輸出届出の対象とした。
 ECHA News (7/22)

8/6 廃棄物の輸出入の実施状況をとりまとめ公表 (EICネット)
 環境省は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づく廃棄物の輸出入の実施状況について毎年集計をしている。今回、平成31年1月から令和元年12月までの状況について取りまとめ公表した。
 環境省 報道発表資料(8/6)

8/6 特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律の施行状況についてとりまとめ公表 (EICネット)
 環境省と経済産業省は、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律」(パーゼル法)の施行状況について毎年集計をしている。今回、平成31年1月から令和元年12月までの状況について取りまとめ公表した。
 環境省 報道発表資料(8/6)

8/13 国連環境計画、3年目を迎えた水銀に関する水俣条約の状況を紹介 (環境展望台)
 国連環境計画(UNEP)は、2017年8月16日に発効した「水銀に関する水俣条約」において、2020年は多くの水銀含有製品の製造、輸入、輸出の停止を締約国に求める節目の年であるとして、取り組み状況を紹介した。
 UNEP News (8/13) 

8/18 NEDO、廃プラの循環利用促進に資する技術開発に着手 (環境展望台)
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発(事業期間(予定):2020~2024年度)」の4つの研究開発項目(1.高度選別システム開発、2.材料再生プロセス開発、3.石油化学原料化プロセス開発、4.高効率エネルギー回収・利用システム開発)に着手する。
 NEDOプレスリリース(8/18)

8/19 イギリス自然環境研究会議、想定の10倍以上のプラスチックごみが大西洋に存在すると推定 (環境展望台)
 NERC News (8/19)