日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2019年10月
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2019年(令和元年)10月


10/15 経産省と環境省、残留性有機汚染物質検討委員会第15回会合(POPRC15)の結果を公表 (環境展望台)
10/15 残留性有機汚染物質検討委員会第15回会合(POPRC15)の結果を発表 (EICネット)
 環境省は、令和元年10月1日から4日にかけて、残留性有機汚染物質を国際的に規制するストックホルム条約による規制対象物質について検討を行う「残留性有機汚染物質検討委員会」(POPRC)の第15回会合がイタリアのローマで開催されたと発表し、その結果を公表した。
 この会合では、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)とその塩及びPFHxS関連物質について、条約上の廃絶対象物質(附属書A)への追加を締約国会議に勧告することが決定された。
 また、デクロランプラス並びにそのsyn-異性体及びanti-異性体並びにメトキシクロルについては、リスクプロファイル案を作成する段階に進めることが決定された。
 環境省 報道発表資料(10/15)
    経済産業省 ニュースリリース(10/15)

10/22 PFOSに低体重傾向 乳児期に感染症リスクも 北海道で母子調査 (琉球新報)
 北海道大環境健康科学研究教育センターの岸玲子特別招へい教授らが実施した北海道内の母子を対象にした健康追跡調査で、有機フッ素化合物PFOSの母体の血中濃度が高くなるほど、4歳児までの乳幼児が感染症にかかるリスクが増加することや、女児の低体重出生の傾向が確認されたことが分かった。


10/13 発がん性PCBの情報提供を 適切処分へ県が調査支援 (佐賀新聞)
 がんを引き起こすなど毒性の強い化学物質、ポリ塩化ビフェニール(PCB)が使用された機器に関する調査を、佐賀県が進めている。

【カネミ油症】
10/22 福岡)カネミ油症、水俣病診療に尽力 藤野医師に若月賞 (朝日新聞)
 水俣病やカネミ油症の診療を続ける藤野糺医師(77)が、保健医療の分野における草の根の活動を顕彰する今年の「若月賞」(農村保健振興基金主催)に選ばれた。

10/27 13団体つなぐ連絡会設立 カネミ油症の被害者、次世代救済へ動く (毎日新聞)
 カネミ油症の被害発覚から51年が過ぎ、2世患者の三苫哲也さん(49)は今年1月、全国の患者団体に呼びかけ「カネミ油症被害者全国連絡会」を設立した。全国に13ある患者団体を一つにつなぐことで、次世代らの救済を阻む壁を崩そうと動き出している。

10/28 カネミ油症「国の初期対応問題」 元厚労相講演 (読売新聞)

10/29 福岡)カネカに対話呼びかけ カネミ油症患者らが集会 (朝日新聞)


【低濃度PCB廃棄物 無害化処理の環境大臣認定】
10/31 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定について(北電テクノサービス株式会社)
 環境省 報道発表資料(10/31)



10/4 ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査手続を公表 (EICネット)
 環境省では、ダイオキシン類の環境測定の信頼性を確保するための措置の一環として、環境省が実施するダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査について、あらかじめ測定分析機関の審査を行い、受注資格があると認めた機関に対して競争入札等の参加を認めている。
 今年度の受注資格審査の手続を公表した。
 環境省 報道発表資料(10/4)

10/11 ダイオキシン基準値超えを職員が改ざん 清掃センターのばいじん「異常値だと思った」 (京都新聞)
 滋賀県東近江市と日野、竜王両町でつくる中部清掃組合は11日、同組合が管理する日野清掃センター(日野町北脇)で3年前、ばいじん中に含まれるダイオキシン類濃度が基準値の約1.3倍を検出していながら、職員が記録を改ざんして滋賀県に報告していた、と発表した。人体や環境への影響はないという。

10/12 ごみ処理場跡地の地下水 基準値超えるダイオキシン 沖縄市2017年調査「対策済みで影響ない」 (沖縄タイムス)
 沖縄市が「モータースポーツ多目的広場」の有力候補地として計画を進める旧倉浜ごみ処理場跡地の市有地で、2015年に敷地の一部から廃棄物が混ざった土が検出されていた。

10/12 清掃センターでダイオキシン 国基準の3.67倍検出 日野 /滋賀 (毎日新聞)
 県は11日、ごみ処理施設「日野清掃センター」(日野町北脇)のごみ焼却に伴うばいじんから、国の基準の3.67倍となる、11ナノグラムのダイオキシン類を検出したと発表した。
 ばいじん処理物のダイオキシン類濃度の埋立基準超過について(滋賀県)

10/24 与那国町 新ごみ焼却施設建設進む (八重山毎日新聞)
 廃棄物処理法改正に伴い、2002年12月にダイオキシン排出新基準に適応できず廃止となった旧ごみ焼却施設に代わるプラスチック類の焼却に対応した新施設の建設が、町一般廃棄物最終処分場隣接地で進んでいる。町は21年度の供用開始を目指している。

10/27 夕張山中に大量の「枯れ葉剤」 国有林に埋まる猛毒の謎 (朝日新聞)





(一部海外の記事は先月分も掲載することがあります)

10/1 国環研、一般廃棄物処理実態調査の超長期データ(1971~2016年度)を集成 (環境展望台)
 国立環境研究所は、環境省ならびに旧厚生省が実施してきた一般廃棄物処理実態調査の長期時系列データ(1971~2016年度)を公開した。日本の一般廃棄物処理実態調査は、1970年代から長期に渡り調査されてきた世界的にみても貴重な廃棄物統計データであり、有効な活用が期待される。
 国立環境研究所 新着情報(10/1)

10/4 環境省、全国10地点における漂着ごみ調査(平成29年度)等の結果を公表 (環境展望台)
 環境省は、平成29年度全国10地点における漂着ごみ調査等の結果を公表した。同省では、平成22年度から、海岸などにある漂着ごみ、海面に浮遊する漂流ごみ及び海底に堆積するごみ(海底ごみ)に関して、量や種類などの調査等(サンプル調査)を行っている。
 環境省 報道発表資料(10/4)

10/11 G20資源効率性対話・G20海洋プラスチックごみ対策実施枠組フォローアップ会合の結果を公表 (EICネット)
 環境省 報道発表資料(10/11)

10/23 欧州化学物質庁、2020~2022年欧州共同体ローリング行動計画案を発表 (環境展望台)
 欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH登録化学物質の中で特にリスクが懸念される物質を選択して評価する欧州共同体ローリング行動計画(CoRAP)の2020~2022年次の計画案を発表した。トリス(ペルフルオロプロピル)アミン等、前計画から引き継ぐ67物質に新規のリン酸トリス(イソプロピルフェニル)等7物質を加えた74物質を評価する。
 ECHA News (10/23)