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2015年(平成27年)7月
【JESCO】
7/30 PCB廃棄物:南関東からも 若松で監視会議/福岡 (
毎日新聞)
JESCO北九州事業所の現状を報告する北九州市のPCB処理監視会議が29日開催された。市は昨年4月、近畿・東海・南関東14都府県分のPCB廃棄物約6000tの受入を決めていたが、4月~6月に南関東から受け入れた廃コンデンサ類1018台などが報告された。
近畿・東海からの受入は8月以降本格化するという。
北九州市PCB処理監視会議に関連する資料(配布資料有)
【処理】
7/3 ダイセキ環境S PCB収運を開始 (
建通新聞)
7/10 ダイセキ環境ソリューション、PCB廃棄物の保管事業を開始-搬送・処分費を低減 (
日刊工業新聞)
ダイセキ環境ソリューション(愛知県名古屋市)は、6月1日から「名古屋トランシップセンター」を開設し、変圧器やコンデンサなど低濃度PCB廃棄物の処分に関わる積み替え保管事業を開始した。
高濃度PCB廃棄物は対象外。
7/7 PCB廃棄物収集運搬業作業従事者講習 (
建通新聞)
日本産業廃棄物処理振興センターは、PCB廃棄物の収集運搬作業従事者講習会を全国6会場で実施。
7/7 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理に係る大臣認定を実施(ゼロ・ジャパン株式会社) (
EICネット)
7/9 ゼロ・ジャパン/PCB廃棄物処理 環境相認定を取得 (
日刊産業新聞)
環境省は、ゼロ・ジャパン株式会社(東京都新宿区)に対し、廃掃法に基づき、低濃度PCB廃棄物の無害化処理にかかる大臣認定を行ったと発表。
同社の処理方法は、金属ナトリウム添着セラミックス分解・洗浄法。
施設1基につき、変圧器を10日で最大1台処理することができるという。
環境省報道発表資料(7/7)
ゼロ・ジャパン(株)SMCC処理技術
7/17 低濃度ポリ塩化ビフェニル廃棄物の無害化処理の認定申請について(株式会社クレハ環境) (
EICネット)
環境省は、株式会社クレハ環境(福島県いわき市)に対し、廃掃法に基づき、低濃度PCB廃棄物の無害化処理にかかる認定申請があり、同申請書等の縦覧を開始大臣認定を行ったと発表。
環境省報道発表資料(7/17)
株式会社クレハ環境/低濃度PCB廃棄物
7/25 東京鐵鋼 八戸にPCB処理施設 県内初、既存工場で計画 (
東奥日報)
東京鐵鋼株式会社(東京都千代田区)が、青森県八戸市の八戸工場で低濃度PCB廃棄物無害化処理施設の設置を計画していることが分かった。
設置されれば同施設は青森県内初。24日に開催された県環境影響評価審査会部会で明らかに。
【汚染】
7/18 銚子のPCB含む電子機器盗難、一部は敷地内で見つかる (
中日新聞)
千葉県は16日、6月に発表した銚子市松本町の銚子漁港事務所の倉庫からPCB廃棄物が盗難されたことについて、2台のうち1台は敷地内に残ったままだったと訂正した。
倉庫内が荒らされており、機器の場所が変わっていて気が付かなかったという。
7/20 一部産廃、島外処理へ 「既存施設での前処理困難」豊島管理委 (
四国新聞)
豊島廃棄物等管理委員会が19日、香川県高松市内で開催され、既存の施設で前処理が困難な一部の産廃について、島外に搬出して処理する方法を提案、了承された。
県外搬出されるのは、PCB廃棄物など。
香川県環境森林部 廃棄物対策課/豊島問題のページ
7/23 倉敷で基準超の鉛とPCB検出 旧県廃油処理場 健康など影響なし (
山陽新聞)
岡山県県備中県民局は22日、倉敷市内の旧県船舶廃油処理場内の土壌から 環境基準を超える鉛とPCBが検出されたと発表。
鉛は6地点・最大0.19mg/L、PCBは2地点・最大0.0022mg/L。
同処理場は、ビルジなど船舶から排出される物質の浄化を行っていた。
岡山県プレスリリース(7/22)旧岡山県船舶廃油処理場における土壌汚染について
【その他】
7/15 カネミ油症 患者の子・孫 健康調査 治療研究班 来年から、被害影響など (
読売新聞)
全国油症治療研究班は2016年度から認定患者の子供と孫の健康実態調査を始める。
また、研究班は厚労省から毎年約2億円の補助を受け、治療法を研究。
必要があれば認定基準の改訂を行うという。
厚労省、カネミ油症について ~正しく知る。温かく支える。~
全国油症治療研究班、油症の現況と治療の手引き-油症患者様ならびに医療機関の皆様へ-
九州大学病院油症ダイオキシン研究診療センター
7/3 沖縄・ダイオキシン検出 下流井戸は基準未満 (
琉球新報)
米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場から汚染物質を含むドラム缶が発見された問題で、沖縄県環境部環境保全課は、サッカー場下流の基地内2カ所の井戸の水質調査で、ダイオキシン類の基準超過はなかったと発表。
一方で、県の調査について「調査ポイントが少なく不十分」との指摘もある。
7/8 野菜中のダイオキシン類の健康リスクは小さい 農水省 (
農業協同組合新聞)
農林水産省は、25年度の農畜水産中のダイオキシン類濃度の実態調査結果を公表。
環境影響を受けやすい露地栽培のほうれんそうなどを22年と比較したところ、統計的に有意な差はみられなかった。
野菜からの摂取量を濃度の高い品目で推定したところ、TDIの1/100未満と低く、健康リスクは小さいとしている。
農林水産省 報道発表資料 (7/1)
「農畜水産物中のダイオキシン類の実態調査の結果について」
7/25 土の処理 年度内着手/沖縄市サッカー場 防衛局が説明 (
沖縄タイムス)
米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場から汚染物質を含むドラム缶が発見された問題で、沖縄防衛局の辻吉巳管理部長は、廃棄物が混入した土の処理と掘削部の埋め戻し作業の開始時期を当初予定の2016年度から15年度に前倒しする方針であることを明らかにした。
台風でブルーシートの一部が剥がれ、掘削部にたまった雨水の調査をしていることも明らかにした。
結果は8月初旬に出る予定で、判明まで貯水槽に入れて保管する。
7/17 砕けたプラごみ、南極海調査 地球規模の汚染、解明 環境省研究班、年末から (
朝日新聞)
海に漂流するマイクロプラスチックによる汚染を明らかにするため、環境省の研究班(代表・磯辺篤彦 九州大教授)が今年末から初めて南極海での調査に乗り出す。3年間の研究期間中に南極航海を計2回行う。
北半球から運ばれる過程を解明し、シミュレーションで将来予測することを目指している。
7/22 欧州環境庁、長距離越境大気汚染物質の排出インベントリ1990–2013年版報告書を公表 (
EICネット)
欧州環境庁(EEA)は、長距離越境大気汚染物質条約(LRTAP)の下、EU排出インベントリ1990–2013年版報告書を公表。
ほとんどの大気汚染物質が長期的な減少傾向にあるものの、依然として多くの国が排出上限を超えていることを明らかにした。
鉛、カドミウム、水銀、ダイオキシン等も1990年以降大幅に減少している。
欧州環境庁(EEA) News (7/2)