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2013年(平成25年)9月
【JESCO】
9/10 廃棄物を初受け入れ*PCB処理新施設*安定器など3トン*室蘭 (
北海道新聞)
9/12 PCB小型廃棄物 新処理施設が稼働 (
北海道新聞)
9/30 神鋼環境ソリュJV/PCB廃棄物処理施設/北海道で操業開始 (
日刊産業新聞)
JESCO北海道事業所は9日、小型廃棄物を処理する「プラズマ溶融分解炉」の本格操業を始めた。蛍光灯の安定器など本年度中に230tを処理する計画。新施設では北関東などを含む16道県の廃棄物を処理する予定。
同施設は、神鋼環境ソリューション、新日鉄住金エンジニアリング、日本製鋼所とのジョイントベンチャーにより受注した小野で、請負金額は総額で254億9500万円。処理能力は12.2t/日、プラズマ溶融分解炉で、処理が困難なPCB汚染物などを1万5000度以上の高温プラズマと1200度以上の溶融浴の相乗効果で分解する。
JESCO北海道事業所
【処理】
9/3 低濃度ポリ塩化ビフェニル汚染廃電気機器等の無害化処理制度 環境開発(株)が申請 (
EICネット)
環境省は3日、環境開発(株)(石川県金沢市)から、低濃度PCB無害化処理施設認定制度への認定申請があったと発表。
9/3 低濃度ポリ塩化ビフェニル汚染廃電気機器等の無害化処理制度 JFE環境(株)が申請 (
EICネット)
環境省は3日、JFE環境(株)(神奈川県横浜市)から、低濃度PCB無害化処理施設認定制度への認定申請があったと発表。
9/3 低濃度ポリ塩化ビフェニル汚染廃電気機器等の無害化処理制度 (株)エコロジスタが申請 (
EICネット)
環境省は3日、(株)エコロジスタ(群馬県太田市)から、低濃度PCB無害化処理施設認定制度への認定申請があったと発表。
9/11 低濃度PCB廃棄物処理施設を着工/エコシステム秋田 (
環境新聞)
DOWAグループのエコシステム秋田(秋田県大館市)は、低濃度PCB廃棄物の無害化処理および有用金属の回収を目的とする、新焼却炉の建築に着手。2014年度中の竣工を予定。
9/22 恩納村のPCB 福島県で処理/沖縄防衛局 (
琉球新報)
米軍旧恩納通信所跡地で発見され、航空自衛隊恩納分屯地内で保管されているPCBの処理について13日に一般競争入札を実施した結果、福島県の(株)クレハ環境が落札した。
運搬業者は10/18入札で決まる。PCBを含む汚泥はドラム缶694本になるため運搬方法を調整する。
【汚染】
【その他】
9/6 カネミ油症検診230人超 28年ぶり/本年度県内 救済法で認定患者増 (
長崎新聞)
油症検診が5日、県西彼保健所(長崎県長崎市)であり、本年度の長崎県内の検診が終了。7月の五島市内の2箇所を含めた長崎県内の受信者数は計237人(前年度比50人増)。内訳は認定患者177人、未認定患者60人。認定患者が前年より82人増えた。
9/24 こちら特報部 カネミ油症事件 阻まれる救済(上)「排除」のための検診か 年1回会場わずか 重症者ほど受けづらく (
中日新聞)
9/24 こちら特報部 カネミ油症事件 阻まれる救済(下)全被害者に患者認定を 厚労省「治療法研究が目的」調査を怠った国にも責任 (
中日新聞)
カネミ油症事件の被害者への救済が阻まれている、という取材記事。
9/26 「カネミ油症 若い人も知って」/2世の未認定患者 下田恵さん(24)=諫早市在住=/きょう明治大で救済なき実態、初の訴え (
長崎新聞)
9/27 カネミ油症事件24歳娘が訴え 「次世代の被害知って」 (
中日新聞)
カネミ油症2世の未認定患者の下田さんが26日、東京の明治大学法学部の講座で、「カネミ油症の被害が2世、3世まで及んでいることを同世代に知ってほしい」、として、同世代の学生に対して油症被害について語った。
長崎新聞特集サイト
カネミ油症について~正しい理解ときめ細やかな支援のために~(厚生労働省)
9/3 沖縄市ドラム缶:米国・独基準を大幅超 対策に甘さ (
毎日新聞)
米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場で発見されたドラム缶から基準を超えるダイオキシン類が検出された問題で、市と国両方の調査結果をドイツの環境基準値と比べた場合、ほとんどの検体が基準値を超えると環境総合研究所が指摘した。
子どもの遊び場のダイオキシン類のドイツ基準は100pg-TEQ/g。ドラム缶22検体のうち、沖縄市の調査では20本が150~8400pg-TEQ/g、防衛局の調査では19本が160~1100pg-TEQ/gで、ドイツの基準を超えた。
全石油系炭化水素(TPH)の濃度も米国内で浄化対策指針が求められる基準値を超えていた。最高濃度は9万3千mg/kg。
9/14 沖縄市サッカー場 使用履歴を調査へ/沖縄防衛局 (
琉球新報)
米軍基地返還跡地の沖縄市サッカー場で発見されたドラム缶から基準を超えるダイオキシン類が検出された問題で、沖縄防衛局次長は沖縄市長を訪ね、国が行う全面調査の中で、米軍による過去の使用履歴も調査する考えを伝えた。
9/27 <追跡2013>サッカー場ドラム缶/汚染 複数基準で検証/「クロスチェック」に注目/沖縄市と市民団体 国の矮小化許さず (
琉球新報)
沖縄市サッカー場で発見されたダイオキシン類問題では、沖縄防衛局だけでなく、沖縄市と環境市民団体の沖縄・生物多様性市民ネットワークが独自調査を実施。土壌調査ではPCBについて沖縄市調査で22検体中11検体で基準を超えた一方、防衛局調査では検出されなかった。ドラム缶22本のダイオキシン類については、沖縄市が基準の最大8.4倍、防衛局が1.1倍であった。多様性ネットの河村雅美ディレクターは「今後の調査の主導権を国だけに握らせてはいけない」と指摘している。
9/12 荒川の都立公園ダイオキシン検出:土壌に基準440倍/東京 (
毎日新聞)
9/12 地下に基準1100倍ダイオキシン 荒川の都下水道施設 (
中日新聞)
東京都荒川区の下水処理施設「東尾久浄化センター」の建設用地の土壌から基準を超えるダイオキシンが検出された問題で、都は隣接敷地の地下2mの土壌を調べたところ、基準の最大440倍のダイオキシン類を検出したと発表。
都立尾久の原公園と東尾久運動場の77検体を調査し、18検体が基準を超過した。また、浄化センター建設用地内の地下土壌では基準の1100倍のダイオキシン類が検出された。
今後、汚染土壌の除去などの対策を検討、因果関係が特定できれば化学工場側に費用を請求するとのこと。
東京都「荒川区東尾久ダイオキシン類対策」
9/3 フランス政府、内分泌かく乱物質に関する意見公募を開始 (
EICネット)
フランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省と社会保健省は、8/19に内分泌かく乱物質に関する国家戦略についての意見公募を開始。
国家戦略の策定は2012年9月の環境会議に続いて行われていた作業部会の報告書に示された取組の一つ。報告書は特に、健康影響や生物多様性に対する影響、代替物質などに関する研究を増やすことを提案するとともに、少なくとも毎年5物質の内分泌かく乱性を評価し、リスク管理を向上させることを提案している。
フランスの環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース(8/19)
9/10 水銀に関する水俣条約外交会議 10月9日から開催 (
EICネット)
国連環境計画(UNEP)主催による「水銀に関する水俣条約外交会議」が10/9-11に熊本県熊本市及び水俣市にて開催される。
10/7,8に決議案等の調整のための準備会合が行われ、外交会議において水俣条約の採択・署名が行われる。
外務省 報道発表 (9/9)
9/17 環境省 パンフレット「日本人における化学物質のばく露量について」まとまる 無料配布開始 (
EICネット)
環境省は、平成24年度に行った「化学物質の人への曝露量モニタリング調査」の結果を取りまとめ、パンフレットを公表。
〈調査結果〉
○ダイオキシン類
・血液中濃度は他の調査結果と同程度
・食事経由ダイオキシン類摂取量ではTDIを超過した人はなし
○重金属類
・血液中総水銀濃度は他の調査結果と同程度
・食事経由メチル水銀とカドミウム摂取量では耐容摂取量を超過した人はなし
○放射性物質
・セシウム134及びヨウ素131は、血液、尿、食事のいずれも検出せず
・セシウム137は、尿で84検体中、2検体から検出
・カリウム40は、血液、尿、食事とも全ての検体で検出
環境省 報道発表資料(9/17)
パンフレット[PDF]