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2010年(平成22年)8月
POPs全般 PCB ダイオキシン類 農薬 その他

8/7 いきもの地球会議 負の食物連鎖で体内蓄積 猛禽類に高濃度難燃剤 オオタカなど繁殖影響も (中日新聞)
 愛媛大と栃木県立博物館の研究グループの調査により、国内の猛禽類の体内に臭素系難燃剤が高濃度で蓄積している例があることがわかった。栃木県内の猛禽類9種47羽について、胸の筋肉や肝臓のPBDEやHBCDなどを分析。環境中の難燃剤が食物連鎖を通じて蓄積。日本の猛禽類の難燃剤による汚染実態はほとんど分かっていなかったが、種によってはかなり深刻なことが分かり、ひなのふ化率低下などの悪影響の可能性が懸念されるとのこと。
   
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【JESCO】

8/3 PCB処理施設建設*地元企業の活用を*室蘭商工会議所など要望 (北海道新聞)
 室蘭商工会議所などは2日、北海道事業の2期工事入札をめぐり、地元企業を活用するよう要望。

8/24 JESCO*PCB2割を処理*室蘭搬入予定分*7月末までに (北海道新聞)
 円卓会議で24日、北海道事業所で、搬入予定の廃棄物の約2割を7月末までに処理したと発表。
 JESCO北海道事業
     ・北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議

【処理】

8/14 PCBの処理費の抑制コンサル 帝人が事業化 (日経新聞)
 帝人グループは、PCB汚染物質を仕分けしてPCB処理費用を抑制できるコンサル事業を開始。グループ内で試行した結果、処理費用を当初想定の1/3以下に抑えられたという。

8/16 室蘭・アオキ製作がPCB容器を東京電力から大量受注 (室蘭民報)
 アオキ製作は、清水勧業と共同開発したPCBの保管・運搬補助容器を東京電力から大量受注したと発表。

8/20 絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第2版)の説明会開催 (EICネット)
 環境省は、「絶縁油中の微量PCBに関する簡易測定法マニュアル(第2版)」説明会を全国3箇所で開催すると発表。
 9/15(大阪)、9/22(福岡)、9/24(東京)
 (財)産業廃棄物処理事業振興財団

【汚染】

8/20 PCB廃棄物を誤処分 静岡市、保管業者から回収へ (静岡新聞)
8/21 PCB廃棄物誤処分 静岡市「保管、表示に問題」 (静岡新聞)
8/27 基準超すPCB検出 静岡の中学、誤廃棄 (静岡新聞)
8/27 静岡・清水第八中誤廃棄:廃水槽にPCB /静岡 (毎日新聞)
 静岡市教育委員会は20日、静岡市立清水第八中から排出されたPCB含有安定器やコンデンサなど計約60個が、誤って他の産廃とともに処分されていたと発表。電気室内に保管していたが周知不足や他の大型ごみも保管していたことも誤廃棄の一因ではないかとのこと。ゴミは粉砕処理され、雑金属類として転売されていた。
 また、粉砕処理後の金属くずが運び込まれた産廃業者の排水ピットと排水の処理槽から基準を超えるPCBが検出された。
 静岡市は今後、金属くずと汚染水を全量回収し、保管する。回収する金属くずは約8立方メートル、汚染水はドラム缶で80本未満ととのこと。

8/21 土岐の大量廃タイル、解体業社長を逮捕 無許可受託疑い (岐阜新聞)
 産廃を許可を受けないまま廃タイルを引き受けたとして、廃棄物処理法違反で解体業者「山中商会」の社長を逮捕。岐阜県警は、PCB廃棄物も有料で引き取っており、PCB特措法違反の疑いも調べている。

8/23 関西電力、変圧器945台盗難=物流会社に保管中、被害総額5200万円 (時事通信)
8/24 柱上変圧器945台が盗難/関西電力 (電気新聞)
 関西電力は23日、総合物流会社「合通」の北大阪物流センターに保管していた柱上変圧器945台が盗まれたと発表した。一部にPCB含有柱上変圧器が含まれている。
 関西電力プレスリリース(8/23)

【その他】

8/4 五島市にカネミ油症担当看護師を配置 九大研究診療センター (長崎新聞)
 長崎県五島市は、九州大学病院油症ダイオキシン研究治療センターの看護師を油症専門の相談員に委嘱した。08年に配置されたメディカルソーシャルワーカーに続いて2人目。

8/24 「骨粗しょう症は加齢」研究班は発言撤回せず 福岡で対策委 (長崎新聞)
 全国油症治療研究班は23日、カネミ油症被害者らに治療研究の現状について報告する油症対策委員会を福岡市内で開いた。同研究班が6月に被害者からの訴えが多い骨粗しょう症について、加齢に伴う症状の可能性について言及したことから、説明と発言の撤回を求める被害者らの要請に応じる形で開いた。同研究班は発言の撤回には応じなかったという。

8/28 カネミ油症 座り込み40年 「事件終わらぬ」無言の抗議 (読売新聞)
 「カネミ油症を告発する会」が行っている、原因企業のカネミ倉庫(北九州市)の責任を追及する抗議の座り込みが28日、丸40年を迎えた。

長崎新聞のカネミ油症事件に関する記事はここから閲覧できます。→「カネミ油症を追う

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8/5 基準値4倍のダイオキシン 名古屋のういろう工場 (共同通信)
8/6 ダイオキシン、基準の4倍 緑区の工場焼却炉 (中日新聞)
 名古屋市緑区の菓子製造「大須ういろ」大高工場の廃棄物焼却炉の排ガスから基準値の約4倍のダイオキシン類が検出。消費期限切れのういろうを焼却処分していたが、パッキンの劣化で焼却炉内の温度が十分に上がらなかったことが原因とのこと。
 名古屋市からのお知らせ

8/7 一般開放グラウンドでダイオキシン、半年公表せず 東大阪・大東市の清掃組合 (産経新聞)
8/7 基準の320倍ダイオキシン 東大阪、焼却施設建設予定地 (共同通信)
8/8 基準値320倍のダイオキシン検出 東大阪ごみ施設跡地 (朝日新聞)
 大阪府東大阪市と大東市で運営する「東大阪都市清掃施設組合」は、一般開放しているグラウンドの土壌や地下水から基準を超えるダイオキシン類が検出され、使用禁止にしたと発表。地下水は基準値の320倍を超えるダイオキシン類が検出。2月に土壌汚染の把握はしていたが、半年間公表せず、措置も講じていなかったが、今後、委員会を設置、対応を検討するとのこと。
 東大阪都市清掃施設組合

8/13 ごみ焼却施設解体めど立たず (中国新聞)
 広島県海田町の旧焼却施設が、廃止されてから7年経っても、財政困難で解体のめどが立たず、周辺住民は早期解体を求めている。解体・撤去には1億円以上かかる見込みとのこと。

8/16 覆砂試験で検証継続 富岩運河ダイオキシン 汚染土処理、安全を優先 (北日本新聞)
 富山市の富岩運河のダイオキシン類汚染土処理について、検討が進んでいる。ダイオキシン類を砂で封じ込める「覆砂工法」が実施されているが、波浪が覆砂に与える影響を見極めるには、安全性を優先して、さらなるデータ収集が必要とのこと。
 富山県 富岩運河等ダイオキシン類対策検討委員会

8/17 ダイオキシン類、2地点基準上回る 県09年度調査 (静岡新聞)
 静岡県は、2009年度の大気汚染・水質汚濁等の調査結果を公表。沼津市の沼川の2地点でダイオキシン類が基準を超過。(桃里富士見橋の水質1.1pg-TEQ/L、植田橋底質300pg-TEQ/g)
 2地点は毎回、比較的高い値が出る地点で、原因は不明とのこと。

8/27 豊能郡ごみ施設の解体業者決まる ダイオキシン問題/大阪府 (朝日新聞)
 大阪府能勢町の焼却施設「豊能郡美化センター」(廃炉)の豊能郡環境施設組合が定例議会で、施設の解体業者を五洋建設(東京)と決定。11社の氏名競争入札で、最低制限価格の1億7736万2千円で落札された。解体は10月中旬から開始予定とのこと。

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8/3 尼崎で化学物質影響調査 母子対象に兵庫医大 (神戸新聞)
 環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の一環で、兵庫医科大が尼崎市の母子を対象に6,600人規模の疫学調査を来年1月から実施。調査対象の候補は、ダイオキシン類や水銀などの100種類以上。同市内でかつて深刻だった大気汚染の母体に対する影響についても確認したいとのこと。
 環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」



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