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日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2007年 > 5月〜8月
 
 
2007年(平成19年)
8月29日(水)
搬入時期など理解 富山市でPCB処理の説明会  (北國新聞)
 富山県と富山市は、PCB処理に関する説明会を開催しました。
 
富山県生活環境文化部環境政策課
     ・
PCB廃棄物の処理について         
     ・「PCB廃棄物の処理に関する説明会」の資料について
 
JESCOが室蘭市消防本部にPCB事業機材を寄贈 (室蘭民報)
 JESCOは、室蘭市消防本部にPCBの事故や災害発生時の対応機材を寄付しました。防護服や除染テントなど。
8月28日(火)
 ◎<ダイオキシン>カネミ油症被害者が訴え 国際フォーラムで (毎日新聞)
 ダイオキシン国際NGOフォーラム in 東京2007(9/1-9/2)                      (ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
 
 
8月27日(月)
大熊のダイオキシン 汚染土壌撤去など計画 県が対策案まとめる=福島 (読売新聞)
 福島県大熊町の山林で2005年に基準値を超えるダイオキシン類(基準値の7〜14倍)が検出された地域について、県は今年1月に東北で初めてダイオキシン類対策特別措置法に基づく土壌汚染対策地域に指定。
 8/17までに対策計画案をまとめ、11月から汚染土壌の撤去作業に着手。
 

8月24日(金)
古河電工子会社,PCB含有の変圧器を盗まれる  (Tech-On!)
 古河電工は、子会社の正電社が保有するPCB含有の変圧器2台が盗難にあったと発表しました。変電所更新工事の際に古くなった変圧器を工事会社の資材置き場に移動し、PCB分析の結果を待っている間に盗難されたようです。2台合わせて1tにもなるため金属泥棒ではないかと思われます。PCB濃度は11-11ppm。これらの変圧器は1981年製造ですので、いわゆる低濃度PCBです。
 
プレスリリース
  
 
8月23日(木)
早期撤去の声 相次ぐ ダイオキシン処理土問題 宇治市会委 現地を視察 環境汚染を懸念 (京都新聞)
  宇治市西笠取の採石場に、大阪豊能郡美化センターのダイオキシン処理土が地元に無断で搬入されていたことが判明。府は、事業者に早期全量撤去を指導。  
ダイオキシン、基準の660倍検出 北区の公園 /東京都 (朝日新聞)
 北区東豊島公園で、基準値を超えるダイオキシン類が検出(最大値66万pg-TEQ/g)。北区東豊島公園は、2006年3月にダイオキシン類対策特別措置法に基づく土壌汚染対策地域に指定されて、覆土等による対策工事を進めていましたが、基準値を超えるダイオキシン類が検出された場所は、対象区域外でした。しかし、2003年に重金属汚染(鉛、ヒ素)で東京都環境確保条例に基づき既に覆土工事が行われていたため、新たな対策は必要ないとのこと。
 北区プレスリリース(8/22)
 
8月22日(水)
大和川水系の2地点で基準超 県がダイオキシン調査 /奈良県 (朝日新聞)
有害物質:安堵・岡崎川と川西・飛鳥川、基準超えダイオキシン類検出/奈良 (毎日新聞)
 ダイオキシン類対策特別措置法に基づく水質調査結果について
                              県政公開ニュース(8/21)
 
宇治市の環境委が現地視察 ダイオキシン採石場搬入問題 (京都新聞)
8月21日(火)
魚から猛毒PCB ローヌ川 グルメの国・フランスで食品危機 (産経新聞)
 フランス政府は、主要河川であるローヌ川でとれた魚からPCBが検出されたため、同川でとれた魚の食用を禁じる通達を出しました。
 河川底質のPCBが、河川改修や洪水等で巻き上げられたのでは、との見方が出ているそうです。
 
8月20日(月)
千葉・鎌ケ谷 PCB含有の廃棄物放置 県が「行政代執行」で撤去始める (NHK)
フランスでPCB汚染騒ぎ 政府、魚の食用を禁止 (朝日新聞)
8月19日(日)
来年7月から処理開始 県内保管分のPCB廃棄物 富山県が28、29日に業者向け説明会 (北國新聞)
<カネミ油症>福岡の被害者がダイオキシン国際会議で報告へ (毎日新聞)
カネミ油症:福岡の被害者がダイオキシン国際会議で報告へ (毎日新聞)

8月17日(金)
PCB含む変圧器放置 県が近く撤去 鎌ケ谷 /千葉県 (朝日新聞)
 千葉県鎌ケ谷市内の更地に、PCBを含む廃変圧器など6台が放置されているのが見つかりました。千葉県では行政代執行により撤去する方針ですが、撤去に約600万円ほどかかり、またその後の保管や処理のための費用もかかります。処理が進まないと、今後もこのような事例は増えると予想されます。
 
千葉県環境生活部資源循環推進課PCB廃棄物関連情報
  
 
有害化学物質 発育への影響追跡 10万人、出生前から調査 (産経新聞)
 環境省は、ダイオキシンや水銀などの有害化学物質が発育に及ぼす影響について、約10万人の子供を対象に、出生前から数十年の長期間疫学調査を来年度から開始。
 環境省(小児環境保健へのとりくみ)
 
 12/9-10に開催される(主催:環境省)化学物質の環境リスクに関する国際シンポジウム」で、「小児環境保健に関する疫学調査について」の発表があります。
 
8月16日(木)
高砂西港のPCB問題 検討委の議事録公開 (神戸新聞)
  高砂西港盛立地のPCB汚染土に係る技術検討専門委員会
  
     9月に公表されたものです。報告書はDLできます。
 
大熊のダイオキシン11月から対策 31日には住民の意見聞く (福島民報)
8月14日(火)
容器ごとPCB処理 北日本テクノス亀田製作所が新型装置で特許 (電気新聞)
 個別企業の記述となりますので、詳細はニュースソースを参照して下さい。  
半田のPCB処理施設廃液漏れ:市が日本車輌に改善勧告 /愛知 (毎日新聞)
 PCBではありませんが、廃液の管理が不十分であり、県と市が改善を勧告しました。

8月10日(金)
<動きだすPCB処理>事業拡大 根強い反発*「住民理解十分に」の声*市民説明会 (北海道新聞)
<動きだすPCB処理>最新施設 広域協の41人が視察*室蘭 (北海道新聞)
8月9日(木)
室蘭への他県PCB廃棄物輸送、船舶利用が確実に (室蘭民報)
 他県からのPCB搬入に船舶も利用することが出来るようになりそうです。  
<どうなるPCB処理>フェリー搬入に道筋*室蘭市が広域協で報告 (北海道新聞)
 輸送に当たって、容器の二重化など安全対策を十分に行うことという条件付き。
<動きだすPCB処理>室蘭で8日 市民説明会 (北海道新聞)
<どうなるPCB処理>安全徹底の声相次ぐ*JESCO*「延期」説明で市民 (北海道新聞)
 約60名が参加。安全面の徹底を求める声が上がったそうです。説明会では、稼動延期と二期施設に関する説明がなされました。
ダイオキシン類:排水に基準値超を検出−−高松市運営・ごみ処理施設/香川 (毎日新聞)
 高松市運営のごみ処理施設「南部クリーンセンター」(塩江町安原下)の排水に、基準を超えるダイオキシン類が検出(16pg-TEQ/L)。
8月8日(水)
馬渡川にダイオキシン 5年連続、染料の排水原因か 福井市北部 (産経新聞)
 福井市北部を流れる馬渡川で環境基準を超えるダイオキシン類が5年連続で観測(平成18年度1.3pg-TEQ/L、最高は16年度の3.5pg-TEQ/L)。県衛生環境研究センターの調査で、近くの染色工場排水が原因と判明。
 県センターでは、馬渡川下流における染色工場排水由来の汚染寄与割合について、農薬由来の寄与が低い非灌漑期で60〜80%程度と試算しています。
 
県衛生環境研究センター年報―平成17年度版―
  
 
食品からのダイオキシン類1日摂取量、18年度は体重1kgあたり約1.04pg-TEQに (EICネット)
 16年度(約1.41pg-TEQ)、17年度(約1.20pg-TEQ)の調査結果とほぼ同レベルでした。同時に公表された国内産・輸入食品計42試料を対象にした「個別食品の汚染実態調査結果」では、生鮮魚類40試料は、食品1gあたり0.001〜27.092pg-TEQで、最高値はあんこうの肝とのこと。
 厚生労働省(8/6)
  
8月7日(火)
PCBを水蒸気で分解 土壌浄化センター開所 北九州 (西日本新聞)
 国内初のPCB汚染土壌浄化施設です(オンサイトで処理する施設は過去にもありました)。お隣のJESCO北九州でも汚染土壌の処理が出来ますので、お互い競い合って安全に処理を実施してほしいと思います。
 当面、7.2t/日、年間1,700tの処理を予定しているそうで、PCBのほか、ダイオキシン類や残留農薬による土壌汚染も対象としています。技術の内容は下記参照。
 
プレスリリース
  
 
クレハ、トリクロロベンゼン出荷を再開 (化学工業日報)
 7月7日にも記載しましたが、出荷が再開されました。
 プレスリリース(8/6)
  
8月6日(月)
北日本テクノス、高濃度PCB無害化装置を共同開発 (化学工業日報)

8月4日(土)
PCB処理施設工事発注*地元企業に17億円*室蘭協力会総会で報告 (北海道新聞)
室蘭でのPCB処理事業、地元企業が86%受注 (室蘭民報)
 室蘭商工会議所のまとめによれば、北海道事業の施設設置、備品などの総額は約298億円のうち86%に当たる約256億円が地元企業に発注されたそうです。また、地元中小企業の受注額は、約18億円に上ったそうです。
8月3日(金)
テルム、北九州にPCB汚染土壌処理施設を完成 (化学工業日報)
PCB廃棄物の効率処理で特許 北日本テクノスなど (熊本日日新聞)
PCB含有物保管の新倉庫建設計画が判明/相模原 (神奈川新聞)
相模補給廠に倉庫 PCB含む廃棄物保管 在日米軍発注 /神奈川県 (朝日新聞)
在日米陸軍基地:相模総合補給廠、PCB保管施設新設か 市に情報提供なく/神奈川 (毎日新聞)
 在日米陸軍相模総合補給しょう(神奈川県)で、PCB廃棄物を保管する新たな倉庫の建設計画があること判明しました。2004年までに在日米軍のPCBは米本国(といっても太平洋上のウェーク島)に搬出されましたはずですが、昨年4月に新たにPCB廃棄物の保管が確認されています。
8月2日(木)
改善500項目以上、室蘭でのPCB処理事業延期 (室蘭民報)
"<動きだすPCB処理>配管溶接が不十分*JESCO*稼働延期を報告*円卓会議" (北海道新聞)
 全体で500項目以上の改善個所や不備が見つかり、その対策を行っているそうです。しかし、費用対効果と時間管理は十分に考慮されているのでしょうか?  
国内初のPCB汚染土壌処理施設が完成=東芝子会社 (時事通信)
テルム、PCB汚染土壌処理施設の商用運転を開始 (日経プレスリリース)
新たに9施設でPCB使用 鳥取市の学校・公民館、調査せずにゼロと報告/鳥取県 (朝日新聞)
 鳥取市内の小学校からPCB使用照明器具が見つかった問題で、新たに9施設126台が見つかりました。詳細は6月号をご覧下さい。
8月1日(水)
室蘭のPCB処理施設本格稼働、来年春に延期へ (室蘭民報)
PCB処理施設 稼働を来春に延期 安全面改良に時間 室蘭 (北海道新聞)
 試運転が今年10月から来年4月に延期されました。他の事業所の事故を踏まえて、改良等の安全面を考慮しての延期です。
 北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議
     ・JESCO北海道事業
  
7月31日(火)
宇治に8000トン無断搬入 能勢のダイオキシン処理土 (京都新聞)
 能勢ダイオキシン処理土が京都府宇治市内の採石場に搬入されていた問題。ダイオキシン類は検出されていないが、同採石場には土砂などの搬入が許可されていないことから、全量撤去されることになっています。  
北区のダイオキシン問題:日産化学工業、処分取り消し求め提訴/東京 (毎日新聞)
 東京都北区のダイオキシン類汚染土壌問題で、汚染対策費用として区に1億5825万円の負担を求められた日産化学工業が、区に処分の取り消しを求める訴えを東京地裁に起こしたそうです。
7月30日(月)
中国トンデモ食品大全 まだある「疑惑」の真偽 (AERA)
 DDT、今も茶葉などに使われているらしい、とあります。  

7月26日(木)
残留性汚染物質への理解遅れる中国 (世界日報)
 中国政府はPOPs条約の「国家履行計画」に関する報告書を発表したが、同報告書を入手した世界日報によれば、「中国ではクロルデン、マイレックス、DDTが依然、生産・使用され、ダイオキシン類の残留性物質は存在。DDTやPCBは環境や食糧の中で見つかっている。特にダイオキシン類の汚染への理解が非常に遅れている」そうです。  
福岡・大牟田川ダイオキシン 汚染区間付け替えへ と三井化学総事業費48億円 (西日本新聞)
 福岡県大牟田川から環境基準の39万倍という高濃度のダイオキシン類が検出された問題で福岡県と三井化学は、ダイオキシン類を封じ込めるために大牟田川の一部を埋め立て、新たに人工河川による迂回路を作る工事を8月にも着手することを明らかにしました。
 本汚染は、ダイオキシンの組成が、旧三井東圧(現三井化学)の大牟田工場で過去生産していたPCP・CNPおよびクロルベンゼン類由来組成に類似していることから、三井化学が原因と考えられています。
7月25日(水)
施設局、枯れ葉剤調査を拒否 (琉球新報)
 沖縄県が04年度と05年度に同訓練場で実施した調査では基準値以下。県文化環境部長は「(散布の)状況が分かり、必要があれば対応したい」としてます。一方、奇形の両生・爬虫類が発見されており、再調査の要望が出されています。
 影響をダイオキシン類だけにこだわると解決が遅れる可能性もあると思います。米軍弾薬庫があった北九州市・山田緑地で見つかった両生類の奇形は、TNT類やDDT類の影響が懸念されていたと記憶しています。コメント募集します。
 
朝日町のダイオキシン類検出:水田隣接の1地点も /三重 (毎日新聞)
 三重県旭町の水田から基準を超過するダイオキシン類が検出された問題。08年度中にも汚染土壌の除去工事に着手する方針とのこと。
 三重県プレスリリース
朝日町大字小向(おぶけ)地区の農地における土壌中ダイオキシン類の範囲確定調査の結果について(7/25)
  
平成19年度第1回三重県環境審議会ダイオキシン類土壌汚染部会の開催
  
  委員:太田清久氏(三重大学工学部教授)
     笠倉忠夫氏(元 豊橋技術科学大学エコロジー工学系教授)
     清水芳久氏(京都大学大学院工学研究科教授)
7月23日(月)
「底質ダイオキシン類対策の基本的考え方」を策定 港湾・河川事業共通の底質ダイオキシン類技術基準など検討 (EICネット)
 国土交通省港湾局と河川局が設置した「底質ダイオキシン類対策検討委員会」は、「底質ダイオキシン類対策の基本的考え方」をまとめました。
 
  ・経緯と委員名
  ・「底質ダイオキシン類対策の基本的考え方」
  ・「底質ダイオキシン類対策検討調査報告書」
   
 

7月21日(土)
浄化センターの汚泥からPCB 県の松阪浄化センター (中日新聞)

 三重県は20日、松阪浄化センターの汚泥からPCBが検出されたと発表。汚泥はセメント原料としていましたが、現在出荷を停止しているそうです。
 中勢沿岸流域下水道(松阪処理区)松阪浄化センターの下水汚泥からの有害物質検
  第1報(三重県プレスリリース)

 
チッソのダイオキシン問題 固化案、住民納得せず 県と水俣市説明会開催 (西日本新聞)
 セメント固化案の住民説明会が開催されましたが、納得は得られませんでした。
7月20日(金)
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の運用について」の改正案に対する意見募集について (環境省)
 ヘキサクロロベンゼン(HCB)を副生する顔料等の取扱いに関するパブコメ  
PCB処理事業関連の室蘭SD製造所がしゅん工式 (室蘭民報)
 北海道事業の稼動にあわせて年間1700トンの生産が計画されています。
 JESOC北海道事業
  
7月19日(木)
「平成19年度低コスト・低負荷型土壌汚染調査・対策技術検討調査及びダイオキシン類汚染土壌浄化技術等確立調査」対象技術の二次募集について (環境省)
 北九州にある民間のPCB汚染土壌等の処理施設は、本プログラムにより
実証試験が行われたものです(他に、国交省関東地方整備局の実証試験など
を行っています)。他にもPCBやダイオキシン類汚染土壌処理技術として
民間企業が事業展開を行っている技術があります。
 低コスト・低負荷型土壌汚染調査対策技術検討調査
  
 
建物解体現場からPCB含む変圧器/仙台 (共同通信)
 仙台市内で行っている建物解体工事現場からPCB含有変圧器が見つかりました。このような報道は氷山の一角のような気がします。
7月18日(水)
カネミ油症検診始まる 五島・玉之浦 (長崎新聞)
 検診のスケジュール(厚労省プレスリリース)
 
"ダイオキシン集積・搬出/90年代キャンプ・キンザー 国道脇30m倉庫 元従業員が証言" (沖縄タイムス)

7月14日(土)
PCB施設、汚染で封印状態 試運転再開めど立たず 半田 【名古屋】 (朝日新聞)
 試運転用に用いていてクレハ製のトリクロロベンゼンからPCBが検出された問題で(詳細は下記)、処理施設が、本格稼動を前にPCBに汚染されたことで、同処理施設は重大な岐路を迎えています。
 ※日本車両は、PCB処理業への参入を断念しました。今後、PCBに汚染された同施設の処理が大きな問題となります。
 
7月13日(金)
PCB処理関連の室蘭SD製造所、19日にしゅん工式 (室蘭民報)
<いんたびゅー>宮坂真也さん(67)=JESCO社長*PCB処理 安全対策は *人的ミス防止へ教育拡充 (北海道新聞)
 このインタビュー内容とは関係ありませんが、PCB特措法の求める処理期限2016年以降、職員の雇用はどのように考えているのでしょうか?JESCO解散にあわせて解雇、ということになれば優秀な人材を集めることは難しいでしょう。(メーカーからの出向者を活用するか、運転要員を一から教育する必要があります。人的ミス防止、とありますが、2016年以降解雇されるのであれば、
そもそも雇用の確保も難しいと思うのですが・・・)このインタビュー記事では、JESCOがDDTなどの処理を任される可能性がある、というコメントをしています。処理施設云々というコメントはありませんので、既存の施設を活用するのか、新たに施設を設置するのか分かりませんが、JESCO存続の可能性は検討されているようです。組織防衛という批判も出てくるでしょうが、人材確保の点から言えば、いいことかもしれません。個人的には民間の処理施設の充実を、という意見ですが。
7月12日(木)
福岡県/第2期PCB処理施設 09年3月に操業予定 JESCO北九州/北九州 (西日本新聞)
 今年9月に着工、08年10月に試運転、09年3月に操業の予定とのこと。
 JESOC北九州事業
  
 
環境省、低濃度PCB簡易測定法の実用急ぐ、19機関で共通試験 (化学工業日報)
 候補技術を有する19の分析期間に6月に共通試料を配布済み。8月中に試験結果を集約し、9月中に開催される「微量PCB混入廃重電機器の処理に関する専門委員会」(委員長・永田早稲田教授)の会合にて報告されるそうです。年内に報告書をまとめる予定とのこと。
 微量PCB混入廃重電機器の処理に関する専門委員会
  
薬品影響? 北部で奇形生物/米軍枯れ葉剤散布 (沖縄タイムス)
7月11日(水)
PCB廃棄物の処理計画を説明 県、保管事業者対象に (岩手日報)
 岩手県は、年間2,200百万円の予算を確保し、業種ごとに定められた従業員数などの基準を満たす中小企業への助成制度を設けるそうです。
 岩手県PCB廃棄物収集運搬実務要領
  
     ・岩手県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画
  
 
カネミ油症患者らを対象にした19年度検診事業の予定を公表 (EICネット)
7月10日(火)
<動きだすPCB処理>室蘭市長ら施設を視察*稼働後の職員数など質問 (北海道新聞)
北部訓練場、ダイオキシン基準以下 (琉球新報)
7月8日(日)
テラピアから殺虫剤 本島内シロアリ駆除で残留 (琉球新報)
 愛媛大学と琉球大学の共同調査により、クロルデンが沖縄本島のテラビアやボラから検出されたことが分かりました。過去にクロルデンは、シロアリ駆除剤として大量に使用されていました。  

7月7日(土)
PCB検出のトリクロロベンゼン、出荷済み全量回収へ・クレハ (日経新聞)
 日本車輌が非PCB負荷試験に使用していたクレハ製のトリクロロベンゼンからPCB9.7mg/kgが検出し、発覚しました。クレハとして、今年2月頃、トリクロロベンゼンにPCBが副生する可能性が
ある指摘を受け、PCBを測定したところ0.31mg/kgのPCBが検出したため、「非意図的生成物」と認識、4月はじめにる環境省、経済産業省、厚生労働省に報告しているそうです。その後、追加データを測定したところ、一定の管理基準内に管理されているとして、製造・販売を継続していたそうです。
 今回の問題により、ユーザーから全量回収しています。今回は、特定のロットについて、運転条件の変動により高沸点物が規格内ではあるものの多めに含まれたことが原因と考えられています。8/6にトリクロロベンゼンの出荷が再開されましたが、全ロットでPCBの有無を確認するそうです。
 愛知県環境部 プレスリリース
      ・市販工業薬品のトリクロロベンゼンからのPCB検出について(7/5)
      ・市販工業薬品のトリクロロベンゼンからのPCB検出について(7/28)
  
     日本車輌製造株式会社
      ・市販工業薬品のトリクロロベンゼンからのPCB検出について(7/6)

     株式会社クレハ プレスリリース
      ・トリクロロベンゼンからのPCB検出について(7/6)
      ・トリクロロベンゼンの出荷再開について(8/6)
  

 
7月6日(金)
残留性有機汚染物質削減ストックホルム条約の履行が3日から実施 (日中経済通信)
 中国のPOPs条約に関する国家実施計画が3日スタート。計画によると15年までに5大分野・17種類の活動が予定されており、必要とされる費用は340億元にのぼるようです。  
工業薬品から有害物質PCB 化学メーカー「クレハ」製造、愛知県が対応求める (中日新聞)
工業薬品からPCB検出、クレハ回収へ (日経新聞)
クレハ PCB検出の薬品回収 (NHK)
クレハ社長、PCB検出で陳謝 当面販売中止 (東京新聞)
7月5日(木)
来年5月から北海道で処理 県内事業所保管のPCB廃棄物 高額負担、県が助成へ 14年度全撤去目指す (岩手日報)
7月3日(火)
1物質を第一種特定化学物質に指定へ 化審法施行令改正案で意見募集開始 (EICネット)
 主に樹脂用の紫外線吸収剤として使用されていた化学物質2-(2H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4,6-ジ-tert-ブチルフェノールを化審法第一種特定化学物質に指定する件についてパブコメを実施。 (化学工業日報)
環境省、低濃度PCB汚染物焼却試験で安全確認、第2回実証結果

6月29日(金)
低濃度PCB汚染物の焼却実証試験(第2回)の実施結果について (環境省)
  環境省は、今年2月に、光和精鉱(北九州)、カムテックス(福山市)、愛媛県廃棄物処理センター(愛媛県)、エコシステム秋田(秋田県)、クレハ環境(いわき市)の協力を得て全国5ヶ所において実施した、低濃度PCB汚染物の焼却実証試験の結果を公表した。確実かつ周辺環境に影響を及ぼすことなく安全にPCBが分解されることを確認。19年度も引き続き実証試験を行う予定。トピックスにある「化学物質と環境」の特集をご参照ください。                           
PCB含む機器誤って搬出 (共同通信)
 大阪府枚方市教育委員会は29日、同市上島東町の学校給食調理場の解体工事現場で、PCB含有ブレーカー1基(絶縁油34L)を誤ってスクラップ業者に渡したと発表した。すでに業者はスクラップ処理済み。作業員らの健康被害は報告されていないとしてる。氷山の一角だと思います。 
米国のハクトウワシ復活 絶滅の恐れ指定から除外 (共同通信)
 米国内務省は28日、米国国鳥であるハクトウワシを「絶滅の恐れ指定」が除外すると発表。生息地の減少や狩猟、DDT等の化学物質の影響から生息数が激減していた。   
6月28日(木)
PCB施設きょう再開 豊田 安全確認や検知機増設 (中日新聞)
 破損した装置の交換や安全確認や検知器の増設等を行い、28日から運転再開。操業以来、停止している期間が長い豊田事業所ですが、吉本所長は、(処理計画への影響が出てくれば)「1日当たりの処理台数等を増やす必要が出てくるかもしれない」とコメントしています。  
6月27日(水)
訃報:坂下栄さん69歳=医学博士、カネミ被害者を支援 (毎日新聞)
  法令データ提供システム
 
 ・カネミ油症事件関係仮払金返還債権の免除についての特例に関する法律(カネミ油症特例法)
 ・同 施行規則
 
6月26日(火)
カネミ油症:長崎五島市が対策本部設置 自治体では全国初 (毎日新聞)
6月25日(月)
<記者の視点>PCB処理施設稼働へ*安全監視「市民の目」で*環境守る技術力 発信を (北海道新聞)
  北海道新聞室蘭報道部の関口裕士記者の記事です。特に後半の過剰設備が処理費用に跳ね返り処理が進まないこと、「水一滴漏らさぬ施設」を建てても保管者が不法投棄すれば水の泡、という内容は大賛成(前半はJESCOの責任やマスコミの責務などについて)。ついでに、国内の処理に手間取っているため、アジアやアフリカなどでのPCB/POPs対策への支援が十分に行われていない、という点も指摘してほしかったと思います。このような考えが広がることを期待します(個人的な見解です)。  

6月23日(土)
油症検診に骨密度測定 厚労省 長崎、福岡で (西日本新聞)
6月22日(金)
カネミ救済議連が発足 超党派 治療や研究充実求める (西日本新聞)
土壌からダイオキシンと鉛 大阪・柏原市の工事現場 (共同通信)
 近畿地方整備局は22日、大阪府柏原市峠の工事現場の土壌から、環境基準の最大13倍のダイオキシンを検出したと発表した。また、基準の十倍の鉛も検出。以前焼却灰を埋めていたそうです。
 近畿地方整備局
 
   記者発表6/11(第1報)、9/21(第2報)
6月20日(水)
<動きだすPCB処理>2期施設*含有量110トンを無害化* JESCOが推計示す (北海道新聞)
  先月明らかになったPCB汚染物の処理のための2期施設の概要が分かりました。処理能力は0.1t/dで、処理量は道内と道外15県分を合わせ約4,500t(PCB量で約110t)。  
高砂PCBの検討専門委、神戸で開催 最終報告案を審議 調査長引き本年度も継続 (神戸新聞)
 高砂市西港隣接地にあるPCBを含む固化汚泥の対策を検討していた「技術検討専門委員会」の6回目の会合が19日に開かれ、検討結果をまとめた最終報告案が示された。
 9月に最終報告書が出ました。
 
水俣のダイオキシン土砂:汚染土壌の除去、セメント固化方式を採用−−県 /熊本  (毎日新聞)
  熊本県は19日、水俣市のダイオキシン土砂除去問題で、セメント固化方式を採用することを明らかにした。事業費は約10億円程度で抑えたいとしている。  
6月19日(火)
<動きだすPCB処理>試運転作業に遅れ*安全性向上へ一部設備改良*操業時期に影響も (北海道新聞)
  3月に始まった試運転の作業が当初の日程から遅れていることが分かった。他事業所の事故を受けた改善や点検が遅れにつながった。  
長崎県/佐世保・PCB汚染 市長「総合的に解決」原因特定できず政治判断で決着へ /佐世保・県北 (西日本新聞)
 佐世保港のPCB汚染底泥の原因として米艦船の塗料が疑われる中、佐世保市は、進展が見込めないため、政治決着をはかり原因究明を行わないとする方針を明らかにしました。PCB汚染底泥は、佐世保重工業が2002-04年にかけて約40億円を投じ除去しています。
6月17日(日)
基準超すダイオキシン 上八万の産廃処分場 園瀬川流域 環境保全の会、土壌調査で検出 (徳島新聞)
  「園瀬川流域環境保全の会」は16日、徳島市上八万町の産業廃棄物最終処分場に国の環境基準値を超えるダイオキシンを含んだ焼却灰が埋められているとの調査結果を明らかにした。処分場での焼却灰埋め立ては禁止されている。  

6月16日(土)
日本車両、改善計画を未提出 停止の半田PCB施設、予定から1カ月 /愛知県 (朝日新聞)
半田・PCB処理施設 タンクに腐食や亀裂 日本車両がHPで公表 1年で事故など6回 (中日新聞)
  10月のニュースに記載しますが、10/23に日本車両は、PCB処理の事業化を断念しました。  
県管理の橋からPCBが検出 (東奥日報)
21カ所の橋から微量PCB検出/青森県 (河北新報)
  青森県は15日、県が管理する橋21カ所の塗料からPCBが検出されたと発表。PCB濃度は最大0.49ppm。来年度までにすべて塗り替える予定。県管理の橋だけの調査で、その他の橋については未調査。他県も同様の事例が出てくる可能性もあります。
 青森県土木整備部道路課
 
 
PCB蛍光灯、新たに2基 鳥取市立北中で=鳥取 (読売新聞)
 鳥取市教育委員会は6日、城北小学校でPCB使用の蛍光灯39台が見つかったと発表した。また、15日には北中学校で2台見つかった。88年に県の指示で72年以前に立てられた小中学校について調査を行い、PCB使用の蛍光灯はすべて撤去済み。そのため、00年の県の調査では、実際に調査せずに「なし」と報告していた。
 そもそも蛍光灯安定期の耐用年数は長くて10年です。PCB使用の有無にかかわらず、30年以上も使い続けていたことが問題だと思います。最新のものは大幅な省エネにもなりますし。  
 
6月14日(木)
PCB処理施設 県に調査を要求 半田の市民団体 (朝日新聞)
6月13日(水)
汚染土壌の処理終了 大阪、ダイオキシン汚染 (共同通信)
  豊能ダイオキシン問題で、処理施設を管理する豊能郡環境施設組合は13日、地元住民と専門家でつくる委員会で、5月31日までに汚染土壌約1万tの処理を終了したと説明した。
 環境施設組合
 
 
6月12日(火)
<読者と選ぶ室蘭100景>99*PCB廃棄物処理施設*工業都市技術の証し (北海道新聞)
  室蘭100景に北海道事業所が選ばれたようです。赤茶けた製鉄所構内に銀色の建物は目立つようです  
6月11日(月)
「ダイオキシン類対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令」について (環境省)
 環境省は11日、ダイオキシン類特措法施行規則を同日付けで改正し、来年4月1日から施行することを公表した。  

6月8日(金)
PCB含んだ絶縁油漏れる 多賀城の電柱変圧器 /宮城県 (朝日新聞)
  東北電力、多賀城市内の電柱、約20Lが漏洩、23ppm  
【社説】カネミ油症 全面救済へ支援を怠るな (西日本新聞)
6月7日(木)
国への「原因究明」要望取り下げ PCB汚染土で佐世保市方針 (長崎新聞)
佐世保港PCB検出:原因究明、市が国要望取り下げへ /長崎  (北国新聞)
PCB蛍光灯安定器:城北小で39台確認−−鳥取市教委/鳥取 (毎日新聞)
6月5日(火)
来年度から7年で処理 PCB廃棄物 廃業の中小企業を優先 石川県議会厚生環境委 (北国新聞)
  石川県の稲手環境部長は、石川県内のPCB廃棄物処理を来年度から7年間で行う方針を示した。廃業した中小企業を優先的に施設へ搬入する計画。
 PCB廃棄物について(石川県廃棄物対策課)
 
 
長崎県/PCB海底汚染の原因究明 国への重点要望に盛らず 佐世保市「進展見込めず」/佐世保・県北 (西日本新聞)
6月3日(日)
カネミ油症特例法 救済へ前進したが課題は残る (愛媛新聞)

6月2日(土)
カネミ油症と仮払金問題 (西日本新聞)
カネミ油症特例法成立 仮払金返還を免除 (西日本新聞)
焦点・FOCUS=カネミ油症特例法が成立 政治「役所の壁」崩す 党派超えた救済結実 水俣病でも問われる力量 (西日本新聞)
6月1日(金)
苫小牧・室蘭で処理施設を視察 EU議会代表団 /北海道 (朝日新聞)
  EU議会の代表団一行が5/30,31に室蘭を訪問、PCB処理施設も視察。  
カネミ油症特例法成立 初の公的救済策 仮払金の返還を免除発生39年 (西日本新聞)
カネミ油症特例法成立 初の公的救済整う 発生39年 仮払金返還を免除) (西日本新聞)
救済訴え半生「やっと」 カネミ特例法成立 「治ってない。終わっちゃいかん」患者矢野さん 治療法確立求め
 
(西日本新聞)
5月31日(木)
<動きだすPCB処理>「無事故、無災害で」*新日鉄室蘭構内*施設の定礎除幕式 (北海道新聞)
 5/30に定礎の除幕式が行われました。         
柱上変圧器でPCB処理開始 変圧器再利用施設が完成/中国電力 (電気新聞)
 中国電力は広島県坂町にある柱上変圧器リサイクルセンターの運用を開始したと発表しました。総工費は約110億円、処理能力は31t(約350台)/日。分離した絶縁油は06年11月に稼動した絶縁油リサイクルセンターにて無害化されます。
京都発 サル学の60年 第1部 ニホンザルを追って(14)受難 残留農薬が胎児に影響か (京都新聞)
5月30日(水)
<動きだすPCB処理>緊急事態に対応 マニュアル作成*JESCO (北海道新聞)
 JESCOは、北海道事業の緊急時対応マニュアル案を作成しました。  
汚染土壌の年代調査 9割が排出源不明 富岩運河流域のダイオキシン 富山県が今夏、原因解明へ 拡散状況も検証 (北国新聞)
 富山県は今夏、富岩運河流域のダイオキシン類汚染の原因を解明するために底質の年代調査に着手するそうです。PCPやCNP、PCBが原因とされていますが、排出源の解明が期待されています。  
5月29日(火)
<特報2007>動きだすPCB処理*対象物「拡大」に波紋 (北海道新聞)
 円卓会議において、北海道での処理対象物にPB汚染物(小型電気機器、感圧複写紙、ウェス、汚泥など)を追加する施設増設方針が示されました。現在の処理施設の近接への建設を想定し、処理対象は従来どおり。実現のためには国とJESCOの基本計画の変更が必要になります。PCB汚染物の処理施設設置が認められれば、北九州に続いて2例目となる。事業拡大は経済効果が期待される一方、「なぜ室蘭で」という反発の声も大きくなりそうです。  

5月26日(土)
PCB処理施設工事 不正契約で6社処分*室蘭 (北海道新聞)
  北海道は、処理施設のプラント設置工事で、建設業法に違反する契約をしたとして、6事業者を6月1日から1週間の営業停止処分にしました。いずれも2次、3次下請けの業者です。   
メダカも学校崩壊? PCB汚染原因、群れで異常行動 愛媛大・仲山助教ら /愛媛県 (朝日新聞)
 愛媛大学沿岸環境科学研究センター・中山助教らによれは、PCB入りの餌を食べたメダカを、汚染されていない餌で育ったメダカと一緒にすると、「スクール」と呼ばれる群れが崩壊することが分かったそうです。
 生態環境計測分野・生態毒性解析分野(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)
 
5月25日(金)
<動きだすPCB処理>蓄電器807台など無害化*道*本年度実施計画定める (北海道新聞)
衆院委 カネミ特例法案可決 厚労省、研究班拡充を表明 (西日本新聞) 
カネミ油症事件 被害者救済の特例法案、衆院委で可決 (毎日新聞)
 ・カネミ油症事件関係仮払金返還債権の免除についての特例に関する法律
  (平成十九年六月八日法律第八十一号)
 ・カネミ油症事件関係仮払金返還債権の免除についての特例に関する法律施行規則
  (平成十九年六月八日農林水産省令第六十号)
 法令データ提供システム参照
5月23日(水)
カネミ特例法成立へ 与党案に民主同調 (西日本新聞)
神戸・兵庫区のダイオキシン問題:汚染されたヘドロ 市、来月から除去開始 /兵庫 (毎日新聞)
 神戸市兵庫区の遠矢浜北側の底質から最大で環境基準の21.3倍のダイオキシン類が検出された問題で、神戸市は7月より底質の除去作業に着手すると発表しました。汚染濃度が高い底質は無害化処理、それ以外の汚染底質は固化処理を行い、埋立処理を行うそうです。
 遠矢浜北側水域ダイオキシン類対策工事の着手について
     ・ダイオキシンについて(神戸市環境局)
5月22日(火)
PCB処理施設増設へ 対象を拡大、来年度着工 室蘭 (北海道新聞)
<動きだすPCB処理>安定器、汚泥も*環境省*施設増設方針を提示 (北海道新聞)
5月21日(月)
室蘭でのPCB処理、対象を小型電気機器などに拡大 (室蘭民報)
水質を汚染するPCBを無毒化する細菌を川底で発見 米大グループ発表 (共同通信)
 米国ジョージア大学の研究者が発表。脱ハロゲン化により無害化する菌のようです。  

5月19日(土)
豊田PCB処理施設 月末再開 ずれ込みも 市監視委 危機管理体制に疑問 (中日新聞)
 平成19年度第1回PCB処理安全監視委員会において、当初は5月末に見込んでいた再開時期を遅らせる可能性が議論されました。豊田事業所の操業停止期間すでに操業期間よりも長くなっています。豊田市の処理計画では、2008年度末までに処理を終了することになっていますが、計画達成そのものが危うくなりました。他の施設でもトラブルが続いていますので、これは豊田市の問題だけでなく、日本全体の問題でもあります。
 しかし、ベンゼンを吸着する活性炭が上下逆に取り付けられていたり、配管が逆向きに取り付けられていたりといった「初歩的なミス」が大半です。PCB処理に関する議論をする以前の問題です。社員教育を充実させるということですが、日本もものづくり体制に一抹の不安を覚えます。 
カネミ油症:救済特例法、6月初めにも成立の見通し (毎日新聞)
 仮払金返還免除の特例法について与野党の合意がなされ、5/24の衆院農林水産委員会で委員提案されました。  
枯れ葉剤被害:ベトナムの子ども2人が来日へ 養護学校などで交流/京都 (毎日新聞)
 ベトナム戦争による枯葉剤の影響と思われる障害を持ちベトナムの障害者支援施設で暮らす子供2人が来日し、養護学校などで交流しました。
5月16日(水)
冷却水180リットル漏れる 豊田のPCB施設 破損事故で停止中 (中日新聞)
 JESCO豊田事業所は15日、真空加熱分離エリアで冷却水約180L漏れるトラブルが発生したと発表した。冷却水にはPCBは含まれず、施設外への漏洩はなかった。豊田事業所では、2月以降に真空加熱炉の冷却気の不具合から運転を停止しています。※6月末に運転再開しています
5月15日(火)
PCBを含む、絶縁油が漏れる 東北電力米沢実験場 /山形県 (朝日新聞)
 コンデンサから280ppmのPCBが漏洩。土壌汚染を調査中。
5月14日(月)
環境省、土壌汚染対策を強化へ…軽度の放置地には利用支援 (読売新聞)
 土対法施行前のものも対象に含めるような法改正を目指すそうです。PCBや廃農薬に汚染した土壌が規制の対象となり、処理が進展することを望みます。
アレルギー増に関連か PCBなどの環境ホルモン (東京新聞)
 米テキサス大学の堀内照美准教授ら研究結果より。発表媒体は不明です。

5月11日(金)
NEWS 技術〜土壌中のPCBを水蒸気で分解国内初の拠点型処理施設を建設 (日経コンストラクション)
 前回報告したテルムの施設紹介です。
5月9日(水)
POPs条約会議、次回条約評価へ実施体制を確認 (化学工業日報)
PCB関連・神鋼環境ソリューションの室蘭工場完成 (室蘭民報)
 神鋼環境ソリューションのSD(金属ナトリウム分散体)製造工場が完成しました。6月に本格稼動し、1,700t/日のSDを製造するそうです。
5月8日(火)
条約の有効性評価に向け、地域グループ・調整グループ設置を合意  POPs条約第3回締約国会議 (EICネット)
 セネガルのダカールで開催されたPOPs条約の第3回締約国会議が、4/30〜5/4に開催されました。COP3では、条約の有効性の評価に係るアドホック専門家作業部会の報告、世界モニタリング計画及び第1回有効性評価のための実施計画の採択、調整グループの設置等のほか、新規POPsを検討する検討委員会の活動報告等が行われました。COP4は、2009年5月にジュネーブで
5月6日(日)
PCB絶縁油を無害化 東北電が酒田で処理開始 /山形県 (朝日新聞)
 東北電力は酒田市にある酒田市サイクルセンターにおいて、PCB絶縁油の処理施設の運用を始めました。柱上トランスの無害化施設は来年1月に稼動予定です。処理能力は12kl/日。東北電力は、約3万kLの絶縁油と変圧器66万台を保有しています。
 東北電力プレスリリース
5月3日(木)
カネミ油症:坂口・元厚労相が被害者と懇談 与党チーム、五島訪問/長崎 (毎日新聞
5月2日(水)
京浜河川事務所が07年度事業概要を公表 (建通新聞)
 関東地方整備局・京浜河川事務所は07年度の事業概要を公表。一時保管しているPCB等汚染土壌約10万m3の内、比較的濃度が高い約5,500m3の無害化処理を行う計画です。今夏には一般競争入札を公告し、08年度末までに処理施設を建設、10年度末までに無害化を完了させる計画で、全体の事業費は10〜15億円程度を見込んでいます。 
 京浜河川事務所07年度事業概要


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