日本 POPs(残留性有機汚染物質)ネットワーク
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日本POPsネットワーク > POPs関連ニュース > 2006年1月〜4月
 
 
2006年(平成18年)
4月29日(金)  
衝突事故で電柱変圧器から絶縁油が漏れる─浜松 (静岡新聞)
 47Lが漏洩。PCBの有無は調査中。中部電力。

4月28日(金)  
地下水から有害物質検出 三共・野洲川工場跡地 最大濃度4.4倍 (毎日新聞)
 三共は、3年前に閉鎖した野洲川工場(滋賀県野洲市)の跡地の地下水や土壌から、管理指針値や環境基準値を超えるエンドリンや水銀、ヒ素、カドミウムなどを検出したと発表しました。同工場では、1939〜2003年末まで農薬を製造していたそうです(POPs農薬の製造期間は不明です)。

PCB処理施設*円卓会議が初視察*完成の情報センターも (北海道新聞)
 安全性を監視する「円卓会議」の市民委員らが、建設中の処理施設と完成した"PCB処理情報センター(仮称)"を視察したそうです。

半田・日本車両のPCB処理施設 新たに不備2カ所 (中日新聞)
日本車両、5月末までに改修−−半田市処理監視委/愛知 (毎日新聞)

4月27日(木)  
南魚沼の電柱変圧器で油流出 (新潟日報)
 49Lが漏洩(PCB15ppm)。漏洩した絶縁油と汚染した土壌はすべて回収。東北電力。

相模補給廠にPCB? 倉庫に保管示す看板 市民団体調査で判明=神奈川 (読売新聞)
 神奈川県相模原市の在日米陸軍相模総合補給しょうにPCB廃棄物が持ち込まれている可能性が高いことを、市民グループの調査で分かりました。00年に発覚したPCB保管問題以降、新たにPCB廃棄物を保管する場合は、通知することになっていましたが、守られていない可能性があります。

 
  ・過去の経緯:http://pcb.jp/report/yokohama.html

 

4月26日(水)  
エプソンが王子製紙を提訴,廃棄物処理費用をめぐり約6億円の損害賠償を求める (日経エレクトロニクス)
 セイコーエプソンは、同社広丘事業所敷地内に埋設されていた産業廃棄物による土壌汚染の浄化を行うとともに、土地の前所有者である王子製紙に対して、その浄化費用など総額6億4000万円の支払いを求める訴えを東京地方裁判所に起こしたと発表しました。
 廃棄物の種類は、汚泥、インキ、焼却灰、ビニールなどで、地表から深さ0.5m〜2.5m付近に埋設されていたそうです。環境基準を超過して検出されたものは、ダイオキシン類(基準の7.1倍)、PCB、鉛(同33倍)、フッ素、六価クロム(同5.3倍)、ホウ素、ヒ素。
 プレスリリースに"PCBについては王子製紙(株)に引き取っていただいております"とありますので、PCB汚染物の埋設であり、ダイオキシン類の一部はPCBに由来するものであると思われます。そのほか焼却灰に由来するダイオキシン類もあるようです。
 廃棄物や土壌の処理量は、約9,200トン。損害賠償請求金額は総額6億4000万円。大森の事例にあるとおり、過去に起こした汚染の責任を問うケースが増えているようです。

4月22日(土)  
長崎県/米軍基地跡は今・フィリピンからの報告 (西日本新聞)
 在日米軍やフィリピン米軍基地のPCB汚染・被害に関する記述があります。米軍基地内は日本の法律が適用されず、基地の原状回復義務や補償を負いません。さらに、この記事にあるとおり、「(米国の)国内法は海外施設には権限が及ばない」という判例があり、米国内の基地跡地では政府のお金で浄化が行われているのに対して、海外の基地では責任を負わないそうです。

 ※4/20 長崎県/米軍基地跡は今・フィリピンからの報告<下>連載
 ※4/22 長崎県/米軍基地跡は今・フィリピンからの報告<番外編>「前畑問題」を聞く

4月21日(金)  
中島地区で一杯どうぞ 飲食店組合 PCB事務所でPR (北海道新聞)
 飲食店組合は地元飲食店の利用を呼び掛け、室蘭商工会議所は室蘭、登別、伊達の三市の観光パンフレットなどを配ったそうです。

農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリスト及び食品の安全性に関する有害化学物質のサーベイランス・モニタリング中期計画の作成について (農林水産省)
 今後農林水産省がリスク管理を行うべき有害化学物質のリストと今後5年間において優先的にモニタリングすべきものを明示した「サーベイランス・モニタリング中期計画を作成しました。

 
  ・農林水産省が優先的にリスク管理を行うべき有害化学物質のリストについて
  ・サーベイランス・モニタリング中期計画

4月19日(水)  
中日環境保護機構、ダイオキシン監視能力を強化 (中国国際放送局)
 中国国家環境保護総局(SEPA)は3月、北京で「中日合同ダイオキシン監視測定能力強化モデルプロジェクト」の成果に関する報告会を開催したそうです。
 分析技術者の養成や分析室の建設、中国に適した分析方法の開発などを行っていました。

 
  ・NEDO「P04026環境技術総合研究協力/中国における有害物質の計測・対策技術支援研究協力の可能性調査(中国)」
   (2004-2006、神鋼リサーチ)
   ※平成16年度の報告書がNEDOウェブサイトよりダウンロード可能です。
  ・残留性有機汚染物質(POPs)対策への研究協力(中国)(NEDO海外レポート954号)
  ・残留性有機汚染物質(POPs)対策技術に係る日中共同セミナー(2004.7.8〜9)

社説 PCB処理 不安を除くのが先決だ (東京新聞)
 社説です。徹底的な原因究明と積極的な情報開示を求めています。

土庄町・豊島の沈砂池、県が放流を再開/香川 (毎日新聞)
 豊島の産業廃棄物処理事業で、04年以降停止していた雨水自然放流を再開すると発表。1年4ヶ月ぶりの再開。

 
  ・豊島問題ホームページ(香川県)

4月18日(火)  
抜本救済の道筋つけたい カネミ油症 (西日本新聞)
 16日に北九州市でカネミ油症の"全被害者集会"が開催されました(参加者250人)。被害者団体が一堂に会するのは33年ぶりだそうです。与野党とも救済法案を提出していますし、被害者も高齢化しています。一刻も早く抜本救済の道筋をつけてもらいたいと思います。

カネミ油症分析 福岡県の研究所 台湾に職員派遣へ (西日本新聞)
 台湾の台南市では、約20年前に閉鎖したPCPの工場跡地周辺の土壌や周辺住民の血液からダイオキシン類が検出されたそうです。そのため、台湾当局は周辺住民約4000人の健康調査を行うそうですが、この際、血中ダイオキシン類の分析技術等について支援を行うため、福岡県保健環境研究所に台湾当局の協力要請があったそうです。

 
  ・福岡県保健環境研究所

4月17日(月)  
北九州PCB廃棄物処理施設(第2期)設置工事の入札結果について (JESCO)
 北九州2期事業の設置工事入札について、入札参加前に競争参加資格者が提出した技術提案書がすべて非選定となりました。そのため、再度の入札が行われる予定です。

国交省営繕部/官公庁施設解体工事で共通仕様書 (日刊建設工業新聞)

 
  ・官庁営繕の技術基準

4月16日(火)  
カネミ油症事件の被害者、医療費負担など国に要望 (読売新聞)
 被害者集会が北九州市で16日に開催されました。

ダイオキシン:佐渡の最終処分場で検出 /新潟 (毎日新聞)
 最終処分場の地下水観測井から環境基準の4.4倍のダイオキシン類が検出されました。

4月14日(木)  
◎(続報)勝部川PBC流出事故、県が安全宣言 取水再開へ (日本海新聞)
 事実上の「安全宣言」が出されました。現在停止している、下流にある水源地からの取水は、6月中旬にも再開される見込みです。除去工事の費用は、40,000千円以上。流出の原因となったコンデンサを保管していた会社に請求するそうです。
 本件については、「鳥取市青谷町におけるPCB含有コンデンサー流出事故対策連絡会議」が設置されました。


 
  ・鳥取県:鳥取市青谷町鳴滝地内におけるPCB流出事故について(3/9)
  ・鳥取県:鳥取市青谷町におけるPCB含有廃コンデンサー流出事故に関する海域(水質・底質)の調査結果について(3/10)

 ※日本海新聞の記事はもちろん「PCB」の間違いです。

「枯れ葉剤被害」ハノイで国際会議 米越の「ねじれ」影落とす (産経新聞)
 ベトナム戦争中に米軍が散布した枯葉剤中に含まれていたダイオキシン類による被害に関する国際会議が、ベトナムのハノイで先月末に開催されました。会議終了後、米国に対して被害者への補償を求めるアピールを発表したそうです。

4月13日(木)  
平成17年度肥料中に含まれるダイオキシン類の含有量に関する調査結果について (農林水産省)

 
  ・(独)肥飼料検査所->
概要->詳細データ

4月11日(火)  
住民説明会を計画 PCB施設で 日本車両製造 (中日新聞)

4月7日(金)  
「副生する特定化学物質のBAT削減レベルに関する評価委員会」の設置及び第1回会合の開催について (環境省)

4月5日(水)  
<暮らし>PCB処理 賛成57%*室工大・吉田講師市民アンケート*室蘭で来年稼働*「環境産業を振興」多数 安全性には懸念の声も (北海道新聞)
 室蘭工大建設システム工学科講師の吉田先生が実施した市民アンケートの結果。

 

  ・室蘭工業大学環境衛生工学研究室

一関市有地で土壌汚染 井戸水注意 (岩手日報)
 岩手県一関市は、河川改修工事現場の土壌に埋められていたコンクリート ます内に残存していた汚泥から環境基準を超える有害物質が検出された、と発表しました。検出された有害物質は、鉛、水銀、ヒ素、PCB。現場は、現在私有地ですが、隣接地では1950年前後から1987年ごろまで廃品回収業者が営業をしていたそうですが、汚染原因との因果関係は不明です。

4月4日(火)  
北九州市の施設で処理へ 県が計画策定 (熊本日日新聞)

 
  ・熊本県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画

3月30日(木)  
人と野生生物の蓄積状況など、ダイオキシン類に関する4種の調査の16年度調査結果を公表 (環境省)

3月29日(水)  
PCB処理施設:室蘭で起工式、190人出席 /北海道 (毎日新聞)

 
  ・JESCO北海道

3月28日(火)  
東京PCB廃棄物処理施設におけるPCB 処理未了廃水の流出と緊急対策の実施について  (JESCO)
 JESCO東京事業所で微量PCBを含む廃水が流出。現在操業停止中。貯留タンクからオーバーフローしたもの。雨水ますに残存していた廃液中のPCBは0.0084mg/L(排水基準0.003mg/L)。

 排水基準を超えていますが、これは廃液を廃アルカリとして 産廃処理(廃アルカリ中のPCB判定基準0.03mg/L)しているため。水熱反応器の内部の減肉が原因で、排水施設にCr6+の除外施設を建設中。このため、排水は貯留タンクに貯留し、産廃処理している。この貯留タンクには、配管等の洗浄水(未処理のPCBと接触する配管)も入れているため、低濃度のPCBを含んでいます。排水処理施設が完成すれば、今後このようなことはないと思われます。

 
  ・JESCO東京事業所
  ・東京都環境局

廃PCB処理*道内分 12年度までに*室蘭市で広域協議会*道など日程案提示 (北海道新聞)

 
  ・JESCO北海道
  ・広域協議会

3月24日(金)  
陸電力申請の施設に設置許可 (電気新聞)
 北陸電力の容器処理施設の設置許可が下りました。

 
  ・北陸電力

PCB固化 汚泥問題 専門委設置を要望 高砂市、県に申し入れ書 (神戸新聞)
 高砂市長が兵庫県知事に対して、「安全面・技術面での対処方法を検討する専門委員会」の設置を文書で申し入れたようです。

患者要望と法案に溝 油症救済 議員の会発足 対象や仮払金返還 (西日本新聞)

3月23日(木)  
三菱化学四日市事業所:25年間所内タンクで保存のPCB、無害化処理を完了/三重 (毎日新聞)
 三菱化学はPCB製造者。回収されたPCB968t(PCB濃度50%)を四日市事業所で04年から処理をしていました。処理方法は、プラズマ分解法。

 
  ・三菱化学:タンク保管PCBの無害化処理

PCB含む絶縁油 変圧器から漏れる (中日新聞)
 JR東日本高崎支社は、保管中の低濃度PCB含有変圧器から絶縁油が漏れていたと発表。土壌に染みこんでいたが、土壌からPCBは検出されなかったそうです。

半田のPCB処理施設:書類不備で社長謝罪 「市民に不安」やり直し説明/愛知 (毎日新聞)

 
  ・日本車両関連サイト
  ・半田市PCB処理監視委員会

PCB汚染の土 5月までに撤去*苫小牧高専 (北海道新聞)

 
  ・苫小牧高専

ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理の手引き(生物検定法)の策定及びダイオキシン類に係る生物検定法マニュアルの改訂について (環境省)
3月22日(水)  
富山県、PCB処理で計画策定 900事業所で30年以上保管 (北國新聞)

 

  富山県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画

3月21日(火)  
電柱変圧器から絶縁油漏れる−掛川 (静岡新聞)
住民が通報。約18Lが漏洩。土砂の撤去や吸着マットによって回収。PCBの有無は分析中。

3月18日(土)  
水俣港のダイオキシン類土砂:チッソ、除去費用の6億1,800万円支払いへ/熊本 (毎日新聞)
 水俣港のダイオキシン類土砂除去事業の費用負担問題で、チッソは県の求めていた約6億1,800万円(総事業費の2/3)の支払いに応じることを決めたそうです。

3月17日(金)  
廃PCB保管で覚書 高砂市内38事業所と締結 市と県民局 (神戸新聞)
 東播磨県民局と高砂市は、PCB適正管理や市民の不安払しょくを目指し、同市内の38事業所と「PCB廃棄物の保管等に関する覚書」を締結したそうです。廃棄物を移動させる際の事前協議や市の立ち入り調査などを規定してあるそうです。

土壌汚染現場のリスクを評価するシステムを開発 (産業技術総合研究所)
 地圏資源環境研究部門の地圏環境評価研究グループは、土壌汚染の健康リスクを個々の現場ごとに定量化できる地圏環境リスク評価システムを開発し、一般に配布を始めました。

3月15日(水)  
PCB:県内で保管・使用の廃棄物、北海道の施設で処理へ−−来年、操業開始/茨城 (毎日新聞)
 茨城県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画(案)がでました。

3月13日(月)  
感度50倍、時間6分の1 ダイオキシン分析で福岡県 (共同通信)
 福岡県保健環境研究所の研究成果

3月11日(土)  
PCB流出 河床泥の除去開始、河口では検出されず (日本海新聞)
 続報。
 鳥取市内のPCB絶縁油が河川に漏洩した事件の続報。下流の勝部川の河床の泥から430mg/kg(下流40m)のPCBが検出されたそうです。現場下流にある水源地から供給されている飲料水と河口では検出されませんでした。
 現場付近の約200mをせき止めて河床の土砂を吸引除去するそうです。

八戸航路休止 損失1億円*PCB、フェリー輸送困難*室蘭市答弁 (北海道新聞)
 室蘭市議会は、東日本フェリーの八戸航路休止に伴い、PCB廃棄物の輸送は困難であるとの判断を示しました。

PCB県計画案「適当」と答申 石川県環境審議会 (北國新聞)

 
  ・石川県PCB廃棄物処理計画(概要版/本文)

3月10日(金)  
ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令について (環境省)

<カネミ油症>救済法案、今国会に提出へ 初の公的制度 (毎日新聞)
 急に動き出しました。

3月9日(木)  
新たに9地点でPCB あす、土砂撤去工事 勝部川 /鳥取県 (朝日新聞)
 続報。

半田のPCB処理施設:県情報公開審査会、一部開示を答申 不開示理由失う/愛知 (中日新聞)

低濃度PCB汚染物の焼却実証試験の実施について (環境省)
 環境省は、「低濃度PCB汚染物」の処理体制整備に向けて、1,100℃以上の高温で焼却できる既存の産業廃棄物処理施設において、安全・確実に処理ができることを確認するための実証試験を、下記の3箇所で実施することにしました。

 ・光和精鉱(株)戸畑製造所(福岡県北九州市) 2006年3月13日〜3月15日
 ・(株)カムテックス福山工場(広島県福山市) 3月20日〜3月22日
 ・(財)愛媛県産業廃棄物センター東予事業所(愛媛県新居浜市)  3月20日、22日、23日


 
  ・光和精鉱(株)
  ・(株)カムテックス
  ・(財)愛媛県廃棄物処理センター

PCBを無害化 酒田リサイクルセンター 来春操業へ建設進む 東北電力 (荘内日報)
東北電力が酒田市の酒田臨海工業団地内で進めている「酒田リサイクルセンター」の建設に関する報道。工事全体の進ちょく率は45・5%。来年4月に操業開始予定。最大で100人規模の新規雇用が見込まれているとのことで、2/28の記事と合わせて、雇用対策にはなっているのだと実感。

 

3月8日(水)  
ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査結果(平成18年度前期)について (環境省)
 審査の結果、55機関が合格しました(合格率69%)。合格した機関には平成18〜20年度3年間の受注資格が付与されます。

 
  ・平成18年度の環境省のダイオキシン類請負調査の受注資格を有している機関一覧

PCB処理施設増設へ*道が国と協議 (北海道新聞)
 北海道と国は、安定器等の処理施設を増設するための協議を始めました。

3月6日(月)  
ダイオキシン基準240倍、豊島五丁目団地対策地域に (東京都)
 東京都環境局は、ダイオキシン類対策特別措置法第29条第1項の規定に基づき、下記の3箇所を「対策地域」に指定したそうです。
  ・北区豊島五丁目6番12号の一部(北区立豊島東保育園)
  ・北区豊島五丁目5番15号の一部(北区立東豊島公園)
  ・北区豊島五丁目6番1号の一部(旧北区立豊島東小学校)


  

  ・現場写真集
    ※写真の全てが対策地域ではありません。現場視察時点では対策地域が指定されていなかったので(撮影:山科)。

3月5日(日)  
ベトナムで枯れ葉剤無毒化を指導 (中国新聞)
  県立広島大の森永力教授が今夏ベトナムの招きで訪れ、枯れ葉剤で汚染された土壌改良を指導するそうです。

3月4日(土)  
青谷の流出PCB 国基準の43倍検出 (日本海新聞)
PCB廃棄物の勝部川流出 川底、基準の43倍検出 週明けにも泥除去=鳥取 (読売新聞)
 鳥取市内のPCB絶縁油が河川に漏洩した事件の続報。下流の勝部川の河床の泥から430mg/kg(下流40m)のPCBが検出されたそうです。現場下流にある水源地から供給されている飲料水と河口では検出されませんでした。

「不安与え申し訳ない」*PCB問題で北見市教委 (北海道新聞)
 PCB照明器具問題で経緯を説明。

PCBの安全・効率的な運搬体制 石川県 北海道室蘭市の施設へ 処理計画案まとめる (北國新聞)
 石川県でポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画(案)がまとまりました。PCB特措法第7条に基づくもの。


 

  ・石川県PCB廃棄物処理計画について

3月3日(木)  
化学物質環境実態調査の進捗状況について (環境省)
 3/2に開催された中央環境審議会環境保健部会化学物質評価専門委員会において、平成16年度化学物質環境実態調査結果のとりまとめやH17,18年度の状況について報告並びに審議が行われました。
 平成16年度データについては、今年度中に「化学物質と環境」として公表されるそうです。

PCB廃棄物対策に関する行政評価・監視の勧告に伴う改善措置状況(その後)の概要 (総務省)

3月1日(水)  
PCB:備北丘陵公園で検出、土壌処理へ−−国交省事務所/広島 (毎日新聞)
 国交省国営備北丘陵公園事務所(広島県庄原市)は28日、庄原市に建設中の公園の土壌からPCBを検出したと発表。工事中にPCB廃棄物が掘り出されていたため、周辺を調査していた。掘削搬出し、今後建設される北九州の処理施設で処理を行う予定とのこと。

 
  ・国営備北丘陵公園事務所

2月28日(火)  
半田のPCB処理施設:日本車輌製造、処分業申請取り下げ−−書類不備で/愛知 (毎日新聞)
 
  ・日本車両関連サイト
  ・半田市PCB処理監視委員会

北海道PCB処理施設/プラント建設を開始/JESCO (鉄鋼新聞)
 -処理プラント建屋部分:清水建設・大成建設・鹿島JV
 -処理プラント本体・付帯設備:新日鉄・日鋼・神鋼環境異工種建設工事JV
 -施設道路舗装など外構工事:北興工業・草塩建設・勝田組JV
  ピーク時には延べ作業員が1日1,200人規模になる見込みとのこと。

2月25日(金)  
PCB検出されず 青谷・勝部川など11カ所 (日本海新聞)
 続報。

2月24日(木)  
<道新フォーラム>羅臼シャチ座礁から1年(2の2)*海から訪れた使者 (北海道新聞)
 全頭から有害物質が検出。PCBやダイオキシン類は欧米と同じか低い値。水銀とカドミウムであったが、水銀は食品安全基準値を超えていた、ということです。シャチは哺乳類を食べるグループと、魚ばかりを食べるグループがあるそうですが、このグループはアザラシを食べた形跡があったそうです。

川にPCB流出か 青谷の勝部川、水源地取水を停止 (日本海新聞)
 鳥取市内の採石場で土砂崩落が発生し、建物で保管していたコンデンサ2台が勝部川に転落。PCB絶縁油が漏洩した。市水道局は下流近くにある取水口を閉鎖。PCBを分析したが検出されなかった。
 今回の事故は関係機関への報告がなされておらず、保健所の定期検査で発覚したもの。崩落事故は18,19日。検査により発覚したのは23日。

2月22日(水)  
電柱変圧器から絶縁油漏れる 御前崎 (静岡新聞)
 PCB汚染の可能性のある絶縁油6Lが漏洩。濃度は不明です。

2月21日(火)  
PCB使用の照明器具 新たに3高校で36台判明 (日本海新聞)
 続報。鳥取県立高校3高で新たに見つかったそうです。

ポリ塩化ビフェニール含有の絶縁油漏えい/石巻・電柱変圧器 (河北新報)
 51ppm、7Lの絶縁油が漏洩したそうです。東北電力。

環境残留性と生体蓄積性が高い有機フッ素化合物「PFOS」を亜臨界水+鉄粉で分解 (産業技術総合研究所)

ダイオキシン分析を自動化 福岡県が技術開発 世界初 (西日本新聞)
2月20日(月)  
体内のダイオキシンやPCB 高脂血症薬で削減、千葉大 (日経新聞)
高脂血症治療薬(コレステロール低下剤)に人体に蓄積したダイオキシンやPCBを取り除く効果があることをつく止めたという千葉大の森教授等の研究成果。

 
  ・全国油症治療研究班(九州大学)
    コレステロール低下剤による治療が試みられていました。

ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理の手引き(生物検定法)(案)に対する意見の募集について (環境省)

低濃度PCB廃棄物、急がれる処理体制整備−高温焼却の検討も (日刊工業新聞)

2月18日(土)  
半田市が試運転中止を指示、PCB設備問題「協定に違背」日車に (中日新聞)
  日本車両のPCB処理施設の件。お互い迷走しているようです。

高専近隣の井戸 PCB検出なし (北海道新聞)
  苫小牧高専PCB液漏洩事故の続報。

 
  ・苫小牧高専

2月16日(木)  
PCB施設 きょう着工*室蘭、来年10月操業
 
  ・JESCO北海道事業

漏れたPCB濃度 環境基準を下回る 豊田の処理施設 (中日新聞)
  漏洩事故の続報。

 
  ・JESCO豊田事業

半田のPCB処理施設:無届けで4設備改造 住民の情報公開請求で判明/愛知 (毎日新聞)
PCB処理施設 県など立ち入り 全設備の確認を指示 (中日新聞)

2月15日(水)  
北見*市の危機管理に甘さも*PCB蛍光灯問題*最終的には90個に (北海道新聞)
前回小学校で見つかったと報告しましたが、その後の調査で、別の場所からも見つかったそうです。危機管理の甘さが指摘されています。

2月14日(火)  
PCB蛍光灯*新たに60個見つかる*市庁舎と福祉センター*北見 (北海道新聞)
2月13日(月)  
団地をダイオキシン対策地に (NHK)
 東京北区にある豊島5丁目団地のダイオキシン類汚染土壌問題で、東京都の審議会は、敷地の一部をダイオキシン類特措法に基づく対策地域に指定する答申をまとめたそうです。

 
  現場写真集(2006.2.25)

2月10日(木)  
カネミ油症で与党PT設置 今国会に救済法案提出へ (共同通信)
 自民・公明両党は、患者救済のための法案作成のプロジェクトチームを設置しました。

三菱重工、PCBの無害化処理を前倒し (日経新聞)
 三菱重工の発表にもあるように、今期は、PCB処理費用を一括計上する企業が増えてきました。「環境安全対策引当金」等として特別損失に計上されています。例:三菱重工は約50億円弱、JR西日本は約75億円など

2月9日(木)  
PCB処理施設認可*15日着工が決定*最盛期には1000人超従事*経済効果に期待も (北海道新聞)
 「最盛期は市内外の千人以上が作業に従事する見込みで、宿泊や飲食など関連の経済効果にも期待が集まっている」そうです。

PCB段階的に全量処分 県、素案まとめる (静岡新聞)
PCB廃棄物処理計画を本格化 08年度から県 (神戸新聞)
 静岡県と兵庫県は、PCB特措法に基づく各都道府県等のPCB廃棄物処理計画をまとめました。両県ともパブリックコメントを募集しています。

 

  ・静岡県:静岡県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画(パブコメ)
  ・兵庫県:「兵庫県ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理計画」の策定について(パブコメ)


PCB処理施設 試運転やり直し 半田市、データ不足指摘 (中日新聞)
 報告書の不備が指摘されたため、試運転をやり直すようです。保管中の事故のリスクや覚書の締結など保管者の負担は増すばかりですが、処理はなかなか進展しません。

平成16年度食品からのダイオキシン類一日摂取量調査等の調査結果について (厚生労働省)
 平成16年度のダイオキシン類一日摂取量が発表されました。

三菱ガス化学の請求棄却 有害物質除去費用負担で (共同通信)
 三菱ガス化学が所有していた工場跡地(東京都大森)で発覚したダイオキシン類汚染土壌について、東京都の決定により、公害防止事業費事業者負担法に基づき処理費用の一部約11億6000万円を負担させられたのは不当として決定の取り消しを求めていた訴訟で、東京地裁は9日、請求を棄却したそうです。

 
  ・東京都:大田区ダイオキシン類土壌汚染対策に係る裁判の判決について

2月8日(水)  
PCB蛍光灯、北見市が放置 2小学校など6施設 (北海道新聞)
 北海道北見市内の小学校2校、高校1校など公共施設計6か所でPCB安定器を発見し、撤去・回収しました。昨年1月に解体工事を行った小学校の旧校舎に計100個のPCB安定器が使われていたことを解体業者が指摘し発覚したそうです。
 その後で小学校や公民館、保育園から計24個が発見され、撤去・回収されています。

2月4日(土)  
PCB廃棄物保管めぐり 事業所と覚書締結へ 県と高砂市、本年度中に (神戸新聞)
 「PCB廃棄物の保管等に関する覚書」を各企業側と締結するそうです。

「2008年度には操業開始」/恩納分屯地PCB処理 (琉球新報)
 国会の答弁で政府回答。

2月3日(金)  
表層土からPCB 苫高専の廃液流出 範囲特定し除去へ (北海道新聞)
 外部の分析機関の調査により、ベニア合板から8.9mg/kg、保管庫下の表層土から1.7mg/kgのPCBが検出されたそうです。
 今後、北海道大学の教授ら外部の専門家を加えた「土壌汚染調査・対策委員会」を設置するとともに、保管庫の周囲10m四方、深さ3.5m付近にある泥炭層までのボーリング調査を行い、今月下旬までに汚染範囲を特定し、土壌の除去作業に取り掛かる予定だそうです。

2月2日(木)  
土壌浄化事業、2000億円市場に−地価上昇で需要拡大 (日刊工業新聞)
 従来からの市場に加え、油ガイドライン策定やダイオキシン類汚染土壌、埋設農薬処理など対策で市場が拡大するとの強気の予想が出ています。

ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に基づくポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画の変更に係る意見の募集について (環境省)
 汚染物処理体制の早急な検討など盛り込む

2月1日(水)  
豊田PCB廃棄物処理施設において生じたPCB漏洩事故について(中間報告) (JESCO)

1月31日(火)  
PCB濃度を調査へ*円卓会議で室蘭市と道表明*事故続き批判も (北海道新聞)

 
  ・「北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議」

1月30日(月)  
カネミ油症被害 福岡県の会発足 (西日本新聞)

1月28日(土)  
周辺井戸水からPCB検出なし 苫高専の流出問題 (北海道新聞)
苫高専PCB廃油流出*ずさん管理露呈*胆振支庁*直前調査で見逃す (北海道新聞)
 苫小牧高専は27日、敷地内でドラム缶に保管していたPCB廃棄物の疑いのある廃液100Lが、容器の破損により漏洩していたと発表を行うとともに、学内や高専周辺1km以内で井戸水の使用禁止等の措置を行っていました。 
 その後、保健所等関係機関の指導の下、水質検査を行った結果、PCBは検出されなかったとのことです。

 
  ・苫小牧高専

尾鷲の油漏出:PCB、格納庫直下土壌から微量検出 (毎日新聞)
 電源開発尾鷲第一発電所敷地内にあるPCB廃棄物保管庫中の変圧器からPCBがもれ、格納庫外壁ににじみ出していたと発表。直下の土壌から環境基準を越えるPCBが検出されましたが、周辺(ダム湖や下流水源地)からはPCBは検出されなかったそうです。

 
  ・電源開発(株)

1月27日(金)  
八頭高でPCB含んだ照明器具、74台使用 (日本海新聞)
 鳥取県立八頭高校で改修工事を行った際にPCBを含んだ照明器具が見つかりました。97年に調査、98-99年に撤去・回収していたとのことでしたが、当時の調査はずさんだったようです。

苫高専、PCB廃液流出 100リットル、周辺の井戸使えず (北海道新聞)


1月25日(水)  
PCB処理施設 2月にも着工へ*道の専門委了解*室蘭 (北海道新聞)
「北九州ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業(第2期)の処理施設について」 (JESCO)
北九州PCB廃棄物処理施設(第2期)設置工事の入札公告について (JESCO)

 
  ・JESCO、東京事業所の見学か可能になりました。

1月23日(月)  
PCB特別措置法に基づくPCB廃棄物の保管等の届出の全国集計結果について (環境省)
  使用中のPCBが若干増加しているのですが、特にコメントなし。新たに報告された分だと思いますが、詳細は不明です。

  
  ・「平成15年度PCB保管・使用事業場検索」(環境省)

1月21日(土)  
高砂PCB問題 「専門家からも意見を」東播磨懇話会 井戸知事が発言 (神戸新聞)

1月20日(金)  
PCB含む油漏れ 施設外壁ににじむ 電源開発尾鷲第一発電所 (伊勢新聞)
 電源開発(株)尾鷲第一発電所敷地内にあるPCB廃棄物保管庫中の変圧器からPCBがもれ、格納庫外壁ににじみ出していたと発表。直下の土壌から環境基準を越えるPCBが検出されましたが、周辺(ダム湖や下流水源地)からはPCBは検出されなかったそうです。

  
  ・「平成15年度PCB保管・使用事業場検索」(環境省)

1月18日(水)  
PCB::愛知・刈谷の工場で検出 (毎日新聞)
 東芝セラミックス(株)刈谷サイト敷地内で土壌・地下水調査を行った結果、PCB汚染が発覚しました。敷地外への影響はないようです。今後、除去・浄化措置を行うそうです。

 
  ・プレスリリース:刈谷サイト敷地内における土壌・地下水対策の実施について(1月18日)
  ・愛知県:土壌・地下水汚染に係る東芝セラミックス株式会社からの届出について(1月18日)

 

1月17日(火)  
北海道PCB廃棄物処理施設設置工事の契約内容について (JESCO)
1月12日(木)  
高砂の旭硝子PCB無許可貯蔵:市議18人が工場視察 /兵庫 (毎日新聞)
松江・馬潟でダイオキシン無害化工事始まる (山陰中央新報)
 島根県松江市の馬潟工業団地周辺の水路で高濃度ダイオキシン類が検出された問題で、11日無害化処理が始まりました。総事業費9,000万円は公害防止事業費事業者負担法にもとづき県が負担するそうです。今後、汚染原因者を特定し費用を請求するそうです。 ちなみに処理技術は、竹中工務店/竹中土木の「TAAT(タット)工法」。70トン/日のオンサイト型のプラントです。

 
  ・島根県環境生活部環境政策課

1月10日(火)  
豊田事業だよりNo.21 (JESCO)
 豊田事業だよりは、気化したPCBが施設外へ漏洩した事故の経過報告の続報。事故対策委員会を設置したそうです。周辺の環境影響調査の結果も出ていますが、周辺への汚染はなかったようです。

1月6日(金)  
平成18年度工事の発注見通しの公表について (JESCO)
 北九州2期事業の入札が今年度末にあるようです。大型トランス・コンデンサ等の処理の他、PCB汚染物(小型電機機器やウェス、汚泥等)の処理も含まれます。


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